この記事では、「メタポジション」の意味を分かりやすく説明していきます。
「メタポジション」とは?意味
「メタポジション」は、心理学者が提唱した言葉で、簡単に言えば自分という存在を第3者の視点で見れば周囲の見方が変わるという物です。
ただ、この言葉、自分の立場を理解させることが目的であるのですが、いつしか、自分という存在を忘れ去り、第3者として居座り続けることで自分という本質を放り出し、周囲を批難するという意味へと変貌しています。
「メタポジション」の概要
「メタポジション」というのは、一見すると難しそうに見えますが、実はそうでもありません。
例えば、マーブルコミックに登場している、デッドプールは「メタポジション」的な存在で自分は、コミックの住民なのにいつの間にかコミックを見ている視聴者の立場で話し出すためコミックの住民ではなく、第三者である視聴者として成立しているキャラクターです。
実は、「メタポジション」という言葉が生まれる以前から、アニメや漫画ではそうしたポジションにいる人物は既に存在しており、例えば、タイムボカンシリーズなどの悪役サイドは視聴者に語り掛けることが許される、「メタポジション」にあるキャラクターで要はそうしたポジションにいる人物を言い表す言葉が当時はなかったにすぎません。
「メタポジション」の言葉の使い方や使われ方
「メタポジション」は日本の場合、心理学で使用するのではなくゲームにアニメに漫画などのコンテンツキャラクターがメタな発言をするポジションにあるかどうかを指す言葉として機能しています。
「メタポジション」を使った例文
・『デッドプールはメタポジションにあるキャラクター』 この例は、事実上マーブルコミックに登場しているデッドプールというキャラは、視聴者側に与するキャラクターであるため、第3者にあるキャラクターだという例です。
本来、アニメや漫画のキャラクターはその世界の住民であるため、視聴者側である第3者の人間ではありません。
しかし、デッドプールはそのコミックなどの壁を乗り越え、第3者になることができるため超越したキャラクターになります。
まとめ
「メタポジション」は心理学者が定評した言葉でぶっちゃけると日本で言うお約束を破るアニメキャラや漫画キャラのポジションのことを指せる言葉です。
当時のアニメは、視聴者である第3者に語り掛けるキャラクターがいたのですが、そうした人物のことを何と呼ぶべきか表現法がありませんでした。
そこに登場したのが心理学者が提唱している「メタポジション」だったというわけです。
「メタポジション」は、簡潔に言えば第3者視点で居続ける者のことでいい意味では政治や宗教などの代弁者のような物ですが、悪い意味では単なる批評家になりすぎることです。
その為、デッドプールというキャラクターは批評家になりすぎることもあり、翻訳されたコミックにおいては内容が一部削除されることもあります。