この記事では、「メルヘン」と「ファンシー」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味の違いがあるでしょうか。
「メルヘン」とは?
「メルヘン」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「メルヘン」はドイツ語で「Marchen」と表記します。
「メルヘン」には「おとぎ話や童話。
昔話」という意味があります。
例えば、桃太郎や浦島太郎などは日本で「昔話」と呼ばれているため、「メルヘン」の一つになります。
また、「白雪姫」や「3匹の子豚」のような「童話」も「メルヘン」の一つになります。
さらに、「童話」や「昔話」そのものではなく、「まるで童話のような出来事」に対しても、「メルヘン」という言葉を使うことができます。
「シンデレラ」のように、庶民の友達が、海外の貴族と結婚することになった時、「童話みたいな話だ」と思うのではないでしょうか。
このような時も、「海外の貴族と結婚するなんて、メルヘンだね」などと「メルヘン」という言葉を使って感想を言うことができます。
「ファンシー」とは?
「ファンシー」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「ファンシー」は「fancy」と英語表記します。
「ファンシー」は「空想や想像。
また気まぐれ」という意味があります。
また「装飾的で意匠を凝らした様子。
奇抜な様子」などを意味します。
例えば、子供向けの、ピンク色やパステルカラーをふんだんに使ったおもちゃなどは、装飾的奇抜な印象があるため、「子供向けのおもちゃはファンシーだね」などと言います。
また、一般的な内装とは違うデザイナーズマンションなどの部屋に行ったとき、装飾的で意匠を凝らした様子なので「ファンシーな内装」「ファンシーな空間」などと言うことができます。
「メルヘン」と「ファンシー」の違い
「メルヘン」と「ファンシー」の違いを、分かりやすく解説します。
「メルヘン」には「おとぎ話や童話。
昔話」という意味があります。
また「ファンシー」は「空想や想像。
また気まぐれ」という意味や「装飾的で意匠を凝らした様子。
奇抜な様子」を意味します。
「メルヘン」という言葉が持つ「童話的な」という意味と、「ファンシー」の持つ「装飾的で意匠を凝らした様子」という意味が、2つの言葉を混同させやすくなります。
例えば、「お菓子の家」をモチーフにした部屋は、童話的なので「メルヘン」であり、装飾的で意匠を凝らした部屋なので「ファンシー」になるからです。
このように、「メルヘン」と「ファンシー」は、もともとの意味は、大きく違いますが、意味が重なる部分があるため、混同しやすい言葉と言えるのではないでしょうか。
まとめ
「メルヘン」と「ファンシー」の違いについて見てきました。
2つの言葉は、意味が重なる部分があります。
「メルヘン」は「童話」を意味し、「ファンシー」は、「装飾的で意匠を凝らしている」という意味があると覚えておくと、混同せずに済みそうです。