この記事では、「ユニゾン」と「ハモリ」の違いを分かりやすく説明していきます。
音楽の場面でよく耳にする2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「ユニゾン」とは?
「ユニゾン」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「ユニゾン」は「unison」という英語表記にすることができます。
日本語で「斉唱」と呼ばれことがあります。
「ユニゾン」は「音楽で同じ高さの音」という意味があります。
また、そのような音や旋律を、数人の声、楽器などで演奏することを示唆します。
例えば、5人組のアイドルグループが、同じ音程で同じ歌を歌うとき、「ユニゾンしている」などと言います。
「ユニゾン」のメリットは、音に厚みが生まれ、聴衆に感動を与えることができます。
また「ユニゾン」の場合は、誰かが歌い間違いをしても、他の人たちがカバーしてくれるため、失敗が目立たないという特徴があります。
さらに多少音がずれても、それがいい味になり音楽に深みを与えてくれるという良さもあります。
「カラオケボックスで酔った参加者が、最後の曲をユニゾンする」とか、「ハモリは難しいが、ユニゾンならできそう」などという「ユニゾン」を使った文章を作ることができます。
「ハモリ」とは?
「ハモリ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「ハモリ」は、「harmony(ハーモニー)」という言葉から生まれていて、「調和」を意味します。
「ハモリ」には「主旋律の歌声をもとに、調和するよう別の声部が、音を重ねていくこと」を意味します。
簡単に言うと「主旋律と異なるキーで、歌うこと」を「ハモリ」と呼びます。
基本的に「ハモリ」は、主旋律に対して、3度上、あるいは3度下の音を取るというルールがあります。
例えば「ド」が主旋律だとしたら、3度上の「ミ」で音を重ねたり、3度下の「ラ」で音を重ねるという作業を行います。
主旋律に対して、異なる音程で、別の人が歌声を重ねていくことにより、曲の深みや美しさを醸し出すのが、「ハモリ」の役割とかんがえることができます。
「ユニゾン」と「ハモリ」の違い
「ユニゾン」と「ハモリ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ユニゾン」も「ハモリ」も音楽に対して使う言葉になり、複数の人数で歌を歌うときなどに、使用する言葉です。
例えば5人組のメンバーが、同じ音程で歌うとき、5人とも同じ音程で主旋律を歌う場合は「ユニゾン」と呼びます。
一方で、メインボーカルが主旋律を歌い、後の4人が、他の音程を歌って音を重ねていく場合は「ハモリ」となります。
このように「ユニゾン」と「ハモリ」には、明確な違いがあり、歌を聞いた時の感じも大きく違うことになります。
まとめ
「ユニゾン」と「ハモリ」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、明確な違いが見えました。
歌番組を見るとき、音楽番組を見るとき、グループが登場したら、「ユニゾン」なのか、「ハモリ」なのかに注目すると、以前よりも楽しくなるのではないでしょうか。