この記事では、「ユニゾン」と「ハーモニー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ユニゾン」とは?
「ユニゾン」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「ユニゾン」は英語表記にすると「unison」になります。
「ユニゾン」には「音楽で、同じ高さの音」という意味があります。
「同じ高さの音や旋律を、複数の人の声や楽器などにより、演奏すること」という意味があります。
例えばクラスの合唱コンクールで、生徒全員が同じ音程で課題曲を歌う場合があるかもしれません。
このような時、「課題曲をユニゾンする練習をする」などと言います。
「ユニゾン」の特徴は、同じ音程で二人以上の人が歌ったり、楽器を演奏することによる、「深み」になります。
音の厚さが出ることで、聞いた人が感動しやすくなります。
また、比較的容易に歌ったり楽器を演奏しやすいため、初心者でも挑戦しやすいジャンルになります。
また、誰かが音程を外しても目立たず、逆に雑味となって味わいになるという良さもあります。
「独奏の次は、ユニゾンに挑戦してみよう」などという文章を作ることができます。
「ハーモニー」とは?
「ハーモニー」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「ハーモニー」は英語表記で「harmony」になります。
「ハーモニー」は「調和。
諧調」という意味があります。
「諧調(かいちょう)」には、「調和の良く取れた音や調子。
全体がしっくり溶け合った調子」という意味があります。
例えば、色が綺麗に塗られていて調和がとれていると感じられるような絵に対して、「色彩の見事なハーモニーのある絵だ」などと言います。
続いて「ハーモニー」には、「音楽による、和声」という意味があります。
「和声(わせい)」とは、「和音の連なり」という意味があります。
さらに「和音(わおん)」とは、「2つ以上の高さの異なる音が、同時になるときの音の響き」という意味があります。
例えば、ギターのコードは、いくつかの音を抑えて鳴らすため「和音」になります。
「素晴らしいハーモニー」という場合は、「和音の連なりが素晴らしい」という意味になります。
このように「ハーモニー」は「調和のとれた音」を意味すると考えることができます。
「ユニゾン」と「ハーモニー」の違い
「ユニゾン」と「ハーモニー」の違いを、分かりやすく解説します。
「ユニゾン」には、「同じ高さの音や旋律を、複数の人の声や楽器などにより、演奏すること」という意味があります。
一方「ハーモニー」は「調和のとれた音」を意味します。
このように、どちらも音楽に関する意味がある言葉ですが、まるで違う意味を持ちます。
「ユニゾン」が素晴らしい場合は、調和のとれた歌声や演奏になるため、「ハーモニー」も素晴らしいと言うことができます。
「ユニゾン」は演奏や合唱の「方法」を意味するもので、「ハーモニー」は、すべての音楽の「調和」を意味する言葉になります。
まとめ
「ユニゾン」と「ハーモニー」の違いについて見てきました。
意味の違いを知ることで、使い分けることができるようになりそうです。