この記事では、「リベンジ」と「リトライ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「リベンジ」とは?
英語では“revenge”と書きます。
仕返しをすること、競技などで敗れたものがもう一度挑戦をして、相手をすっかり負かすことです。
ボクシングの試合で、チャンピオンと挑戦者が戦ったとします。
この時、挑戦者は負けてしまいました。
しかし、この選手はあきらめることなく、もう一度挑戦をしました。
そして、今度は以前に負けてしまった相手を打ち負かすことができました。
このさまを「リベンジ」といいます。
「リベンジ」の使い方
仕返しをする、一度敗れたものが相手をすっかり負かすという意味で使用をします。
人に対して使用することが一般的なのですが、物事に対しても使うことがあります。
たとえば、サウナに10分入ると決めていたとします。
しかし、暑くて耐えることができず、5分で出てしまいました。
今度こそ10分は入ると決めて、再び挑戦をしました。
これも「リベンジ」ということがあります。
この場合、前にできなかったとき悔しかったので、やり返す意味でもう一度挑戦するという意味合いがあります。
「リトライ」とは?
英語では“retry”と書きます。
もう一度やってみるという意味です。
アクションゲームのことで考えてみます。
アクションゲームは、ゲーム内のキャラクターを操作して、ステージをクリアしていくものです。
ステージを進んでいるとき、敵が現れて主人公が敗れてしまいました。
ここでゲームオーバーです。
けれども、ゲームはもう一度挑戦することができます。
もう一度やってみることを「リトライ」といいます。
「リトライ」の使い方
もう一度やってみるという意味で使用をします。
何をやってみるのかは意味に含まれていないので、さまざまな事柄に使用することができます。
たとえば、ゲーム、釣り、料理などです。
勝ち負けとは関係なく、たとえば料理をして失敗したからもう一度やってみるなどのことをいいます。
「リベンジ」と「リトライ」の違い
どちらの言葉にも、再びを意味する「リ」が使用されており、もう一度という意味が含まれています。
その点は同じなのですが、何をもう一度なのかという点に違いがあります。
「リベンジ」は、競技などで敗れたものがもう一度相手に挑み、打ち負かすことや、復讐することを意味しています。
「リトライ」はもう一度やってみることです。
勝ち負けとは関係ありません。
「リベンジ」の例文
・『リベンジに闘志を燃やす』
・『リベンジするつもりです』
・『リベンジしてチャンピオンの座を勝ち取った』
・『リベンジに向けて特訓中です』
「リトライ」の例文
・『リトライしてみよう』
・『ゲームのリトライボタンを押す』
・『しばらく期間を開けてからリトライする』
・『リトライは可能です』
まとめ
もう一度という意味を持つ2つの言葉ですが、何をもう一度するのかという点に違いがあります。