「レッスン」と「練習」には明確な違いがあるので気を付けましょう。
では、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「レッスン」と「練習」の違いを分かりやすく説明していきます。
「あれっ?同じじゃないの?」と焦ったあなた、要注意です。
「レッスン」とは?
「レッスン」は、授業や稽古のことです。
つまり、すでに技術や学問を極めている師匠や先生に指導をしてもらい、自らの向上を目指すことを指し、繰り返し習うのが「レッスン」です。
英語表記では、“lesson”
中学生の教科書で必ず出会っている英単語なので、誰もが一度は目にしたことがあるはずです。
「レッスン」の使い方
上記で記した通り、英語を義務教育中に学ぶ日本人にとってはとても馴染みがあるために、わざわざ日本語に言い換えなくても理解してもらえる言葉です。
「今日はお稽古に行く日」と同じような感覚で、「今日はレッスンに行く日」と言ったとしてもまったく問題がありません。
「練習」とは?
自分で習得したいと思ったことを繰り返し行い、できるようになるよう努めることを「練習」と言います。
指導をしてもらい、至らなさを意識しながら自分の技術を修正していくのとは違い、理想とする形に近づくためひたすらに繰り返し行うのが「練習」です。
また、指導料を支払って最短距離で技術を身に付けようとする「レッスン」に対し、汗と涙を流して励んだ末に習得する過程が「練習」です。
「練習」の使い方
練習問題というように名詞の形で使いますが、「練習」に「する」を足して動詞として使うことも同じくらい一般的です。
「レッスン」と「練習」の違い
「練習」を英語表記にすると、”practice”になります。
両方の言葉の共通点は、どちらも繰り返し行うということです。
しかしながら、「レッスン」は誰かの指導の下で未熟さを指摘され、不足している技術を向上するために何度となく行います。
そして「練習」はというと、自分で反復しながら向上するイメージです。
つまり、それぞれの意味は似ているけれど、監督下に置かれた状況で行うのと自主的に行うという意味をそれぞれに含んでいる点が違います。
「レッスン」の例文
「今日は先生にレッスン料を支払う日」
「あの先生のレッスンに耐えられるなんて大したものだ」
「スランプでレッスンが苦痛だ」
「練習」の例文
「自主練習してレギュラーを目指す」
「練習は毎日やるからこそ意味がある」
「一緒に練習しよう」
まとめ
英単語を日常会話で頻繁に使っていると、それぞれが持つ言葉の意味が弱まってしまうことが間々あります。
それは、とても残念なことです。
今回の「レッスン」もシンプルな言葉ではありますが、「練習」とは違うという意識で正確に使ってみてください。
意思表示や伝達がとても上手くいくようになります。
言葉の意味や違いを理解し、使い分けることはとても大切なこと。
スマートに英単語を会話に取り入れるならなおのこと、意味の違いに敏感になりましょう。