「主体性がない」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「主体性がない」

主体性がないという事はそもそもその名の通り、主体性を持ち合わせていないということになります。

主体性というのは自分の意思や自覚に基づいて行動すること、その行動の結果を他に利用すること、という意味を指しています。

例えば、自分がこうしたい、自分はこうするべきだと思う、という判断のもとで行動しようとする態度のことを主体性というのです。

「主体性がない」の意味

主体性がないという事は自分の意思や判断に基づいて自ら行動することができないということになります。

例えば、教師が生徒に「クラスメートを静かにさせておいて」と言えば、その生徒はどのようにしてクラスメイトを静かにさせなければいけないのか自分で考えなければいけません。

この時に自分で考えられることを主体性があると言いますが、自分で考えられずに指示してもらえなければ行動できないことを主体性がないというのです。

「主体性がない」の言葉の使い方

主体性がないという言い方は実際に主体性がない人に対して使うことができ、プライベートでもビジネスでも使う表現になります。

例えば物事を自分で理解しようとしない人、常に待ちの態勢で人からの指示を待っている人などは主体性がないと言えるでしょう。

「主体性がない」を使った例文・短文(解釈)

それならば、実際に主体性がないという言葉を使った文章にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは主体性がないという言葉を使った例文をいくつか紹介します。

「主体性がない」の例文1

「今年の委員長は本当に主体性がなくて困る。副委員長の方が主体性があって、まるで委員長みたい」

トップに立つ人間は主体性がなければいけません。

しかし、もしも委員長に主体性がなければ、委員長は他の人をまとめることができなくなってしまいます。

どのようにして委員会を求めていくのかしっかりと考え、自分で行動できなければいけませんよね。

いちいち副委員長に意見を求めていたり、自分では何もできなくて教師からの指示を待っているだけでは意味がありません。

主体性を持ってリーダーシップを発揮できる人でなければ委員長になるべきではないのです。

「主体性がない」の例文2

「最近の学生は主体性がないね。これもやっぱりゆとりの影響なのかもしれない」

ゆとり教育が始まったことにより、子供たちは主体性がなくなったと言われています。

自分で考えることができなくなり、人からの指示を仰がなければ動けないという子供が増えたのです。

自発的に行動しなければいけないところを自分で行動することができず、さらに責任を問われることを嫌がり、責任のある仕事をしたがらないこともあります。

そのため、そのような世代の子供たちが大学を出て社会人になる時、大きなギャップに悩むことになるのです。

社会人として活躍するためには主体性がなければいけません。

「主体性がない」の例文3

「このゼミの学生たちには主体性があるから本当にありがたい。もっとも主体性がない人たちはこのゼミには来ないかもしれないね」

大学にはゼミがありますよね。

ゼミの中では飲み会や発表会、合コンやキャンプなど様々なものがあるでしょう。

そんな時に学生たちは自分で計画を立てていかなければいけません。

いちいち教員からの指示を待っているようでは何の意味もないのです。

そんな時に自分たちで動ける学生たちが集まってくれると教員も楽ですし、飲み会や発表会も楽しめるでしょう。

また、学生を自由に動かしてくれる教員の下には自由に動ける力がある学生たちが集まる傾向にあります。

「主体性がない」の例文4

「あの人はあんなに主体性がない人間だったのに、医者になったって本当?」

子供の時は全然主体性がなかった人物がいきなり大人になって医者になっていたりしたらびっくりしますよね。

医者は主体性を持って自分で判断し、周りのスタッフに指示を出さなければいけません。

つまり主体性がなければ医者という仕事をこなすことができないのです。

子供の頃は全然自分で動くことができなかった人が医者になっていたら驚くかもしれませんね。

しかし、意外と立派な医者になっているかもしれませんよ。

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