「乱入」と「侵入」の違いとは?分かりやすく解釈

「乱入」と「侵入」の違い違い

この記事では、「乱入」「侵入」の違いの違いを分かりやすく説明していきます。

「乱入」とは?

「乱入」【らんにゅう】とは、人が大勢で無理やり押し入ってくることです。

漢字の「乱」は、秩序のとおりに進まない様子、または騒ぎを意味しています。

この「乱」「入」が組み合わされることで、人がどっと押し入るあわただしい様子が表されています。

一般に、「乱入」は主に建物や設備、催し物の中へ大勢の人が一気に押し寄せる騒ぎを指して使う用語です。

関係ない者が唐突に入ってくることを指して使われるケースも見られますが、それは本来の使い方ではありません。


使い方の一例

「試合中、観客たちがグランドへ乱入し騒然となる」

「乱入したデモ隊が警察官に取り押さえられる」

「カラスの群れが乱入し、滅茶苦茶に荒らして去って行った」

「乱入」の類語には「襲来」【しゅうらい】や「来襲」【らいしゅう】などがあります。

ただし、これらは攻めるために押し入ることを意味しており、大勢で押し入ることを意味する「乱入」とはニュアンスが少し異なります。


「侵入」とは?

「侵入」【しんにゅう】とは、入ってはいけない他の領域へ入ることです。

主に、無断で領域へ入ること、不法に他の領域へ入ることを表すときに用いられます。

「侵」は他の領土へ入ること、他者の主権をおかすことを意味する漢字です。

この「侵」「入」が組み合わされることで、歓迎されていないのに他の領域へ入る迷惑な行為、不法な行為を表しています。

相手に入ることを許されていない領域へ堂々と入ってくる、というよりはこっそり忍び込む状況を指すことが多いでしょう。

使い方の一例

「留守中に空き巣が侵入する」

「不法侵入者を逮捕する」

「第三者の侵入を阻止する」

「侵入」の類語は「侵犯」【しんぱん】、「侵略」【しんりゃく】などです。

「侵犯」「侵略」は領域に入って相手に害を与える行為なので、領域へ入ることを指す「侵入」とは少しニュアンスが異なります。

「乱入」と「侵入」の違いの違い

「乱入」「侵入」の違いの違いを、分かりやすく解説します。

「乱入」「侵入」は、他の領域へ押し入ることを意味する用語です。

「乱入」は大勢で一斉に押し入る様子を指すのに対し「侵入」は人数に関係なく他の領域へ勝手に入るところが異なっています。

また領域に入る時の雰囲気も違います。

「乱入」は、入り方が乱暴であわただしいのですが「侵入」はどちらかというと静かにこっそり領域に入ることが多いです。

どちらもネガティブな意味で使われ、相手から歓迎されない行為であることには変わりないでしょう。

まとめ

「乱入」「侵入」はどちらも、他の領域に押し入ることを指す言葉ですが、それぞれの意味と使われる場面は異なります。

使い方を間違えると状況がリアルに説明できません。

正しい使い分けができるよう、それぞれの意味をしっかり理解しておきましょう。

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