この記事では、「予想外」と「以外」の違いを分かりやすく説明していきます。
「予想外」とは?
ある程度目測をつけていたが検討が外れてしまっていることを「予想外」と呼びます。
この時、目測についてですが、目測は自分の経験からくるものや感覚的なものを意味するため「予想」とすることで予想が外れることから「予想外」と呼ぶのです。
「予想外」の使い方
経験などから自己の考えを持っているうえで、考えが外れた場合、「予想外だ」とすることで対象者の考えが外れていることを示すことに用います。
「以外」とは?
「以外」は考えというものではなく感覚的な観点から物事をとらえ外れている様を「以外」とします この時、感覚とは、自らの五感や他者の五感を指し感覚から体が反応すること全く異なる場合、「以外」を用いて文を記すのです。
「以外」の使い方
例えば、「以外」にこの問題は簡単であると記した場合、過去の経験などを体が感じ五感が判断し簡単であるとしているのです。
この場合、自らの頭で考えたのではなく直感という五感で判断したが故、「意外」です。
「予想外」と「以外」の違い
「予想外」は自らの考えを経験を通して持ったうえで外れてしまっていることを指し、「以外」は考えではなく五感が判断する直感が外れてしまうことを以外と呼び、異なる判断基準で物事を考えています。
他にも「想定外」という言葉がありますが、この言葉は事前にある程度結果を知り得たうえでの結果であるため「予想外」のように結果を知らずに当てが外れているわけではないのです。
「予想外」の例文
・『予想外のテキストから問題が出たな』
この例文からくみ取るべくはテキストから出題された問題が自分の検討していたものではなく全くの当てが外れているとくみ取ります。
これを、「想定外のテキストから問題が出た」とした場合、テキストのどの問題が出題されるかをあらかじめ知っていたとみなされてしまうため、文章が成立した場合、このことを申し出たものは不正により出題されるべき問題を知っていたことになるのです。
・『予想外に厳しい状況だ』
この例文は、自分の経験から判断していたことよりも厳しい状況下であると推測します。
これを「想定外に厳しい状況だ」とすると、あらかじめ知っていたもしくは考えていた状況かと大きく異なるとされ本来教えられていた状況化よりも当の本人は厳しい状況下にあると本人自ら自白していると見て取れるのです。
「以外」の例文
・『君の意外な一面を見た』
この例文は、感覚的に見て対象者が自己の思っている人物像と異なる像であると判断することが出来ます。
「以外」は感覚的な問題に用いることが出来、人物像など客観的な様子にも用いることが可能です。
・『意外に簡単だった』
この例文は自分の感覚から見て簡単であると周囲に述べている文章です。
この文章は、「以外」と記しているのが注目すべくポイントで「以外」であるが故感覚的なことを指していると判断し、「想定外」と記した場合、自分が知らされていたよりも簡単なことをやっているまたはやってのけたという意味です。
まとめ
いかがでしょうか。
「予想外」と「以外」は感覚からくる認識のずれを意味し、「予想外」は自らの経験や考えと異なることを意味します。
一方で「以外」は五感のように感覚で感じ取るものが異なった結果となった場合、以外となり、考えという思考は考慮されてないのです。
その上で「想定外」はそうなる結果を知っていてかつ異なる結果であるが故当てが外れている様を言います。