「事欠かない」とは?
「事欠かない」とは「事欠く」の反対の意味となります。
つまり必要なものがある、不自由はしない、適当な方法があるといった意味になります。
「事欠かない」の読み方
「事欠かない」と書いて「ことかかない」
「事欠かない」の表現の使い方
「事欠かない」とは不自由がない、必要なものがある、適当な方法があるといった意味で使います。
例えば「彼に関しての悪い噂は事欠かない」となれば、悪い噂があるという意味になり、評判が悪い人であるといったニュアンスを含みます。
「辺鄙な場所かもしれないが、近所にスーパーもあるし、庭に畑もあるので食料には事欠かない」「家の近所に、図書館、本屋、古本屋があるので読む本には事欠かない環境だ」という風に使います。
「事欠かない」を使った例文と意味を解釈
それでは「事欠かない」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
「事欠かない」を使った例文1
「彼女は一日中、おしゃべりをして、それでもまだ話すネタに事欠かないとはどれだけおしゃべりな人なの」
一日中しゃべって、さらにまだ話すことが歩きという人はおしゃべりな人であり、話すネタがなくなるということがないという意味で「事欠かない」という言葉を使います。
「事欠かない」を使った例文2
「仕事が増えて、お金には事欠かないが、遊ぶ時間には事欠いているという皮肉な状況だ」
仕事が増えることでお金に余裕ができたことを「事欠かない」と言い表しています。
しかし遊ぶ時間の方がないということを「事欠いている」という言葉で言い表しています。
「事欠かない」の類語や類義語
言葉の意味が理解できましたところで、「事欠かない」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
「苦労しない」【くろうしない】
「苦労しない」とは辛い目に合わない、苦しい思いをしないという意味になります。
「何も苦労しない生活」「お金には苦労しない」などと使います。
「不足がない」【ふそくがない】
「不足がない」とは足りないことがない、十分である、満足であるという意味になります。
「不足がないはずなのに、何を文句を言うのだ」「今は不足がない生活だ」という風に使います。
「余裕がある」【よゆうがある】
「余裕がある」とは焦らなくていい、ゆっくりできる、余りがある、有り余っているという意味になります。
「余裕がある人」「時間に余裕がある」などと使います。