「二刀流」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「二刀流」とは?意味と使い方

野球のニュースでよく耳にする「二刀流」の本来の意味は何なのでしょうか。

今回は、「二刀流」の意味と類語について紹介します。

「二刀流」とは?意味

「二刀流」とは、「左右の手にそれぞれ一振りずつ合計二本の刀や剣を持って戦う闘法」を意味する言葉です。


「二刀流」の概要

剣や刀を武器に戦う闘法では一般的に一本の剣や刀を扱います。

両手で一本の剣や刀を持つのに対し「片手ずつそれぞれに剣や刀を持ち二本を武器に戦う技術」のことを「二刀流」と呼びます。

「二刀流」は世界各国の剣術流派に見られる技術ですが、ほとんどの場合主流ではなく特殊な技術として位置づけられています。

剣や刀を一本のみ持つのに比べると左右の手にそれぞれ一振りずつ持つのは筋力が必要とされることから力が強くないとまともに戦えません。

剣や刀を扱う技術も高度に磨き上げないと思うように武器を扱えず、力と技術がそろって高い水準でないと進化を発揮することがない非常に高度な技術が「二刀流」です。

武器が2本なので有利に思われがちですが必ずしもそうではありません。

両手の力を1本の武器に込めるのに比べるとどうしても攻撃や防御が軽くなりやすく、未熟なものは武器に振り回されてしまいます。

現代の剣道でも「二刀流」が認められていますが実際に使っている選手はごくわずかです。

日本で有名な「二刀流」としては剣豪として名高い「宮本武蔵」が開いた流派「二天一流」が知られています。

二天一流は世界的にも珍しい「二刀流」を主流とする流派で、開祖である宮本武蔵の名前は「二刀流」の代名詞にもなっており「二刀流」に優れた剣術家のことを宮本武蔵になぞらえて「今武蔵」と呼ぶことがあるほどです。

その他の流派にも型や技術として「二刀流」が組み込まれています。

日本等の場合は右手に大刀、左手に小太刀や脇差しなどの小刀を持つのが一般的で左手の小刀はもっぱら防御に使い右手の大刀で攻撃します。

世界各国で見られる流派でも右手にロングソード左手に防御用のショートソードといったように左右の剣で役割を分担する例は多く、剣や刀を日本持ちながら実質的には剣と盾のように使う流派が多く見られます。

剣や刀を左右それぞれの手で器用に扱う様子から「ふたつの役割をこなすこと」を例えて「二刀流」といいます。

比喩表現の一種である「二刀流」はメジャーリーガー大谷翔平選手の活躍で一気に浸透した用法です。


「二刀流」の言葉の使い方や使われ方

・『二刀流で構えられると攻め入るスキが見つけにくい』
・『バッタバッタと鮮やかな二刀流でなぎ倒す』
・『時代劇でも二刀流は珍しい』
・『左利きの不利を逆手に取って二刀流に挑戦する』

「二刀流」の類語や言いかえ

・両刀遣い
「刀をふたつ持って戦うこと」を意味する言葉です。

「二刀流」とは真ったく同じ意味ですが「二刀流」が体系的な技術として刀や剣を2本持って戦うことを指すのに対し、こちらは個人的な技術として2本の剣を持って戦う様子を表しています。

・二足のわらじ
「ふたつの仕事をこなすこと」を意味する言葉です。

比喩表現としての「二刀流」とはほぼ同じ意味の言葉として使われています。

まとめ

スポーツニュースで耳にする機会が激増した「二刀流」ですが本来は剣術を指す言葉です。

元々の意味と比喩表現としての意味の両方とも覚えておきましょう。

意味と使い方
意味解説辞典