「亜鉛」と「鉛」の違いとは?分かりやすく解釈

「亜鉛」と「鉛」の違い違い

この記事では、「亜鉛」「鉛」の違いを分かりやすく説明していきます。

「亜鉛」とは?

「亜鉛」とは、亜鉛族元素の一つで、元素記号は「Zn」となります。

青みを帯びた、銀白色の固体金属で、常温ではもろいのが特徴です。

高温にすることで展性、延性を増します。

黄銅などの「合金材料」として使われています。

また、人間の体に必要な必須微量元素の一つとしての「亜鉛」は、すべて食品に含まれているものから摂取することになります。

「亜鉛」の含まれた食品は沢山ありますが、サプリで補うという人も多いでしょう。

「亜鉛」の役割は、成長、発育を促す、免疫の向上、味覚の正常化などがあります。

沢山動く人、激しい運動をする人は特に意識しておいた方がいいミネラルということになります。


「鉛」とは?

「鉛」とは、14族(炭素族)元素の一つで、元素記号は「Pb」となります。

青白い軟らかい金属ですが、空気中においては表面に丈夫な酸化皮膜を作り安定しています。

用途として、防食の為のめっき、合金としてはんだなどの材料に使いますが、可溶性鉛化合物はすべて有毒となっています。

口には絶対に入れないように注意が必要となります。

昔は「鉛」入りの白粉による中毒が、役者に多かったという話もあります。

症状としては、貧血、腹痛、下痢、言語障害、頭痛、神経麻痺などがあります。


「亜鉛」と「鉛」の違い!

「亜鉛」「鉛」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも「金属」という共通点があります。

大きな違いとして覚えておいて欲しいことは、「亜鉛」というのは人間の体に必要なものであるということです。

必須微量元素の一つで「亜鉛」が体内で不足しますと、成長遅滞、皮膚障害、味覚の異常などが起こります。

運動をする人などは「亜鉛」をサプリで摂取するということも多いのではないでしょうか。

一方の「鉛」は、有毒で体内に入りますと「鉛」中毒となる危険性があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「亜鉛」「鉛」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

それぞれ、金属としての意味、「亜鉛」においては必須微量元素としての意味をしっかり理解しておいてください。

「亜鉛は体内に必要」「鉛は有毒」と簡単に覚えておくのも一つの方法です。

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