この記事では、コロナウィルスの状況で使われるようになった言葉である「人流」の意味を分かりやすく説明していきます。
「人流」とは?意味
人の、移動を伴う一連の動静。
また、人々の流動や動線。
コロナウィルスの状況で使われるようになった言葉であり、この場合は人数が多いか少ないかという判断軸が最も重要になります。
一人あたりの人流の長さに関しては全く問題ないということはないですがそれほど大きな問題ではないと言えます。
一つの区画に人がどれだけいるかということを伝える際に使われ、新幹線の駅、主要駅前、具体的な地名では渋谷スクランブル交差点や大阪駅前などのデータがニュースで伝えられることがあります。
「人流」の概要
コロナウィルスの状況で目立って使われるようになり、広辞苑にも掲載されていない言葉ということで新たに作られた言葉と見る向きもありますが、竹中工務店が2015年に人流ソリューションという概念を用いて混雑緩和や集客向上のシステムを検証しており、株式会社ベクトル総研は2014年に駅の人流シミュレーション動画を発表しているなどしておりコロナウィルスの状況で作られた言葉ではないということは確かです。
仮にコロナウィルスの状況が完全に収束したとしても、言葉としては人出が多い、行列ができるなどのニュアンスが近いため公共交通機関や商業施設、初詣の際などの寺社仏閣、都市計画に関わる企業や公的機関全般などでは使われるでしょう。
コロナウィルスの報道によって口語でも使われるものに普及した部分があり、人出が凄いという言葉は人流が凄いに言い換えられないこともありませんが、状況的に推奨されていることではないため、実際にそうなっているところを目にするかは別と言えます。
「人流」の言葉の使い方や使われ方
「渋谷駅前の人流は減少傾向にある」「センサーやカメラによって人流を検証する」「人流は少ないが路上駐車が多い」などの使い方ができますが、現実的にはコロナウィルス状況での人出の多さを指すケースが最も一般的に見られる使い方が続くと言えるでしょう。
「人流」の類語や言いかえ
「人出」が言い換えとして使えますが、「人流」は多い土地から報道される傾向がある点が違いで、イメージとしては「人混み」の方が近くなります。
この場合は正確には「人流が多い」の言い換えです。
人流という言葉自体に多いというニュアンスが含まれている時もあるのも確かで「混雑」「人でごった返している」なども近い言葉ということが出来ます。
人流が少ないという言葉に関しては「人出が少ない」や「閑散としている」あたりが意味は近い言葉となっています。
まとめ
人流はコロナウィルス状況以前から存在している言葉ですが辞書に載っているわけではなく比較的新しい言葉と言えます。
コロナウィルスのため大都市圏の人流が注目されるという状況になったため、今後は辞書に掲載される言葉になると考えられます。