「休暇」と「休業」の違いとは?分かりやすく解釈

「休暇」と「休業」の違いとは?違い

この記事では、「休暇」「休業」の違いを分かりやすく説明していきます。

「休暇」とは?

公で認められている休日以外の休みの日です。

休みの日とは、仕事や学校などがない日のことで、国民の祝日や土・日など国や会社などが公認しているものと、そうでないものとがあります。

「休暇」とは、国や会社などが公に認めている休日とは別の休みの日です。

会社勤めをしている人には、「有給休暇」というものがあります。

これは国が定めている休日ではなく、会社が営業を休んでいる日でもありません。

国や会社などが定めた休日ではないので、「休暇」といいます。

出産をした女性は、一定期間仕事を休むことができます。

この休みは、国が定めた休日ではなく、会社が休みの日でもありません。

それ以外の休みなので、これも「休暇」といいます。


「休暇」の使い方

国、会社、学校などが公に認めた休日以外の休みの日を指して使用する言葉です。

国民の祝日や土・日などのことではありません。


「休業」とは?

営業や業務を休むことです。

営業は、利益を得る目的で事業を継続して行うことをいいます。

業務は継続して行う仕事です。

この意味の継続とは、そのまま続くことを指しています。

お盆になると商店が休みになることがあります。

この休みの日が「休業」です。

営業を休んでいるので、品物を買ったり、サービスを受けたりすることはできません。

なぜ休むのかは、この言葉の意味には含まれていません。

理由として考えらえることは、親族の不幸、体調不良、売る商品がないなどです。

また、何日間休むのかという意味も含まれていません。

1日営業を休むことも、1週間休むこともいいます。

休むとは活動を中断することです。

継続していたものをいったんそこでやめて、その後再開をします。

つまり、「休業」はずっと休みで、今後再び営業や事業が行われることがない、という意味ではないのです。

「休業」の使い方

継続的に行っている仕事を休むという意味で使用をします。

人が休むことではなく、営業・事業が休むことです。

また、学校は利益を得るための仕事ではないので、学校が休みのことにも使用しません。

「休暇」と「休業」の違い

休みという意味を含む点が同じですが、どういった休みなのかという点に違いがあります。

「休暇」は国や会社などが定めた休日以外の休みのことです。

「休業」は継続的に行っている仕事を休むことです。

どちらの言葉も活動を中断することを指しており、再開する見込みはないという意味ではありません。

「休暇」の例文

・『ハワイで休暇を過ごす』
・『休暇をもらう』
・『夏の長期休暇』
・『休暇を利用して旅行に行く』

「休業」の例文

・『しばらくの間休業』
・『都合により今日は休業します』
・『5店舗が休業をしている』
・『明日は臨時休業します』

まとめ

休みという意味が共通している2つの言葉ですが、どのような休みなのかという点に違いがあります。

違い
意味解説辞典