この記事では、「会う」と「逢う」の違いを分かりやすく説明していきます。
「会う」とは?
「会う(あう)」とは、「人と人がある場所で一緒になって、相手の存在を認識すること」を意味している言葉です。
「会う」という言葉は、「約束して会う場合・待ち合わせして会う場合」にも「偶然に出くわす場合」にも使うことができます。
また「会う」の用法では、「一人の相手と一緒になる場合」だけではなく、「複数の相手と一緒になる場合」にも使えます。
例えば、「書店でクラスメイトに会いました」や「明日彼女と会う約束をしています」などの例文で使用することができます。
「逢う」とは?
「逢う(あう)」とは、「親しい相手(好きな人)とある場所で一緒になって、相手の存在を認識すること」を意味している言葉です。
「逢う」の用法は「親しい一人の相手と顔を合わせる場合」に使う用法になるので、「複数の相手と一緒になる場合・他人と顔を合わせる場合」には基本的に使えません。
「逢う」は「逢引(あいびき)・逢瀬(おうせ)」などの言葉にも使われているように、「親密な人・好きな人とある場所で一緒になる場合」に使われやすい表現なのです。
ただし「逢う」は「常用漢字ではない」ので、新聞・テレビなどのマスメディアでは「逢う」ではなく「会う」が一般的に使われています。
「会う」と「逢う」の違い!
「会う」と「逢う」の違いを、分かりやすく解説します。
「会う」と「逢う」はどちらも「誰かとある場所で一緒になって相手を認識すること」を意味していますが、「会う」は「常用漢字」で「逢う」は「常用外漢字」であるため、一般的には「会う」の漢字表記が使われる違いがあります。
「会う」は「一人の相手あるいは複数の相手と一緒になること」を意味していて、「逢う」のほうは「親しい一人の相手と一緒になること(複数の相手と顔を合わせる場合には使わない)」を意味している違いも指摘できます。
まとめ
「会う」と「逢う」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「会う」とは「人と人がある場所で一緒になり、相手の存在を認識すること(認識する対象は人に限定)」「約束して会う場合にも偶然出くわす場合にも使える」を意味していて、「逢う」は「親しい相手とある場所で一緒になり、相手の存在を認識すること」「親しい一人の相手と対面する場合に使う」を意味している違いがあります。
「会う」と「逢う」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。