「修道院」と「教会」の違いとは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「修道院」と「教会」の違いとは?違い

この記事では、「修道院」「教会」の違いを分かりやすく説明していきます。

「修道院」とは?

修道院とは、しゅうどういんという読み方をすべき言葉です。

漢字で表記されたこの言葉を見れば直ぐに気付く事でしょうが、宗教の修行や道を修める事の意味を持つ修道という漢字に、公共性のある施設とか機関を意味する院の漢字を加える事で誕生している言葉となっています。

だからこそ修道院とは、キリスト教の修道士や修道女が規律を守りながら共同生活を営む場所を意味するのです。


「修道院」の使い方

修道院は、キリスト教を信仰している修道士や修道女が厳しい規律を守りながら生活する場所を表す際に、使用すべき言葉となっています。

あくまで修道士や修道女が鍛錬する場所である事から、認められた者しかそこで生活する事は出来ません。

更に修道院はカトリックが所有しているものであり、プロテスタントにはごく稀な例外を除いて存在していないので、修道院という言葉が使われた場合には基本的にカトリックの方を表す事を理解しておくべきです。


「教会」とは?

教会とは、きょうかいという読み方をする言葉となっています。

文字で表記されたこの言葉を目にすれば分かる様に、おしえるとか信仰のおしえといった意味を有する教の文字に、多くの人が集まる事とか寄り合いを意味する会の文字を付け足す事で成立した言葉です。

なので教会とは、主にキリスト教の教えを守りつつそれを伝えようとする団体や礼拝儀式を行うための建物を意味しています。

「教会」の使い方

教会は、同じ宗教を信仰する人々が集まる集会場に対して使用される事が多い言葉です。

特にキリスト教の礼拝儀式を行う建物に対して、この言葉が用いられる事が多く、カトリックとプロテスタントのどちらにも教会は存在しています。

なので教会という言葉は、教会に行く、という表現等である程度頻繁に見掛ける事が可能です。

「修道院」と「教会」の違い

修道院と教会の文字を比べれば、使用されている文字も読み方も全然違う言葉同士だと気付きます。

ただし両方共に、主にキリスト教に関連した施設を表すので混同してしまう人もいたりするのです。

とはいえ修道院は、キリスト教の修道士や修道女が共同生活を行い厳しい規律を守りながら、鍛錬する場所を表す言葉となっています。

一方の教会は、同じ宗教を信仰する人々が集まり礼拝儀式等を行う場所を表す言葉です。

「修道院」の例文

・『彼は修道士として修道院に入る事を決意したらしい』

「教会」の例文

・『彼女は病気の夫を救いたいと、毎日教会で祈っています』
・『私は子供の頃から、毎週教会に通い続けています』

まとめ

2つの言葉は使用されている文字も、読み方も特に似通っている部分はありません。

ですがどちらも宗教に関連した場所や施設を表す言葉なので、ごっちゃになってしまう人もいます。

もっとも修道院は、修道士や修道女達が厳しい規律を守って共同生活をしながら鍛錬する施設を表す言葉です。

対する教会は、キリスト教といった同じ宗教を信仰する人達が集まり、礼拝儀式等を行う施設を表す言葉となっています。

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