「免れる」と「逃れる」の違いとは?分かりやすく解釈

「免れる」と「逃れる」の違い違い

この記事では、「免れる」「逃れる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「免れる」とは?

「免れる(まぬがれる・まぬかれる)」とは、「自分に対して好ましくない影響のある物事や要求から逃げること」を意味しています。

「免れる」という言葉には、「自然災害・戦争事態などの災難を避けたり関わりを持たなかったりすること」の意味もあります。

また「免れる」は、「責任を果たしたり義務を履行したりするようにという要求を避けたり逃げたりする」といった意味のニュアンスも持っています。


「逃れる」とは?

「逃れる(のがれる)」とは、「危険な物事・相手を避けて、悪影響が及ばないように距離を取ること」を意味しています。

「逃れる」「逃げる(にげる)」と似ていますが、「逃げる」のほうが「具体的に危険なことや嫌な相手から遠ざかる」というニュアンスが強い点が異なっています。

「逃れる」には、「不快な対象・物事から遠ざかって関わりを持たないようにする」といったニュアンスもあります。

また「逃れる」という表現は、「自分にとって不利益をもたらす事柄(あるいは自分を束縛する義務的な事柄)をあらかじめ回避すること」といった意味合いも備えています。


「免れる」と「逃れる」の違い

「免れる」「逃れる」はどちらも「危険な事柄や不利益になる要求を避けること」を意味していて、「それらの好ましくない物事と関わりを持たないこと」「逃げる」よりも抽象的に示しています。

しかし、「免れる」のほうが「逃れる」よりも「抽象的な回避のニュアンス」が強くなっていて、「免れる」「~から免れる」とは言わずに「~を免れる」という用法で使われる点にも違いがあります。

例えば、「地震から逃れる・責務から逃れる」とはいっても「地震から免れる・責務から免れる」とは表現することができず、「地震を免れる・責務を免れる」と表現することになるのです。

さらに「逃れる」「すでに不自由な状況から離れる」「不自由な状況になる前に避ける」の両方のニュアンスで使えますが、「免れる」は主に「束縛を受けて不自由になる前に避けて距離を置く」のニュアンスで使う違いも指摘できます。

「免れる」の例文

・『自分に都合の良い権利ばかりを主張して、義務を免れようとする人の考え方は受け入れられません。』

・『田舎に疎開していた曾祖母は東京大空襲の戦災を免れて、戦後も100歳近くまで長生きすることができました。』

「逃れる」の例文

・『追跡してくる殺し屋から逃れるために、彼は美容整形で人相を大きく変えたのです。』

・『過去に犯した罪から逃れようとしても、自分の手で傷つけた人たちの顔が時に浮かび上がってくるのです。』

まとめ

「免れる」「逃れる」の違いを詳しく説明しましたが、いかがでしたか? 「免れる」「拘束あるいは束縛を受ける前に避ける」の意味のニュアンスを持っている言葉ですが、「逃れる」「免れるの事前回避」に加えて「拘束(束縛)を受けた後に離れて距離を取る」といったニュアンスも持っている違いがあります。

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