入試の仕組みは、刻一刻とかわっていくものです。
この記事では、「公募制推薦」と「指定校推薦」の違いを分かりやすく説明していきます。
色々な方法を知って、自分にあったプランを組み立てていきましょう。
「公募制推薦」とは?
公募制推薦とは校長先生の推薦をもらったら、誰でも出願できる推薦のこと。
大学が出す一定の条件はクリアする必要がありますが、チャレンジしやすい推薦制度となっています。
他の大学とも併願できる、自由な入試です。
公募制推薦では、高校3年生の6月ごろから募集要項の配布がはじまります。
願書の配布は夏休み頃からおこなわれ、11月に出願。
早いところでは、年内のうちに結果が出ます。
公募制推薦では高校の内申書(調査書)、そして大学が出す小論文と面接の結果で決まります。
小論文では与えられたテーマに基づいて、短くそしてわかりやすく自分の主張をまとめることが大切。
また面接でも「どうして、この学校を選んだのか」問われることが多いので、事前にしっかりした対策を練っておくのが大切です。
「指定校推薦」とは?
指定型推薦とは、大学が決めた指定校の学生のみ出願できる推薦のこと。
受けられる高校と受けられない高校があるので、誰でも自由に参加できるわけではありません。
また大学が求める条件も高く、推薦できる人数も制限されている特徴があります。
主に私立大学が実施しているスタイルです。
指定校推薦では、他の推薦と同じように高3の6月ごろから募集要項が出されます。
そのあと10月までの期間に、高校内で学校選考がおこなわれます。
学校の先生と何度か面接をおこない、意志が固まったら10月に大学に出願をおこないます。
大学側の選考が終わるのは、年内のうちが多く12月中には合否がわかります。
指定校推薦では高校の内申書(調査書)と小論文、面接でおこなわれます。
おもにチェックされるのは、高校3年間の成績です。
とくに高校2年生までの成績は各学校がよく目をとおすところ。
指定型推薦を視野に入れているのなら、早いうちから各学期の定期テスト対策をしておくのがおすすめです。
「公募制推薦」と「指定校推薦」の違い
どちらもよく似た推薦入試です。
「公募制推薦」と「指定校推薦」の違いを、分かりやすく解説します。
・合格率の違い
公募制推薦は条件以上の評定があれば、比較的誰でも利用できる制度です。
対して指定校推薦は大学がもとめる学校の条件が厳しく、誰でも利用できる訳ではありません。
また大きく異なるのが合格率の違い。
公募型推薦は受けてみるまで合否がよみにくく、合格率も低めです。
一方で指定校推薦は、ふるいにかけられた上での推薦なので合格率も高めとなっています。
まとめ
「公募制推薦」と「指定校推薦」の違いを分かりやすくお伝えしました。
公募型推薦は国立と私立、どちらもおこなっているオープンな推薦のこと。
指定校推薦は私立大学がおこなっている、一定の条件がある推薦です。
受けたいと思ったら、高校の先生や保護者と相談しながら自分に合った仕組みを利用するのがおすすめです。