「出家」と「家出」の違いとは?分かりやすく解釈

「出家」と「家出」の違い違い

この記事では、「出家」「家出」の違いを分かりやすく説明していきます。

「出家」とは?

「出家」とは、仏教の言葉で、家庭などとの関係を切り、世俗を離れて僧になることを言います。

現代では、各宗派の定めに従い僧としての資格を得ることを言います。

また「出家落ち」という言葉がありますが、これは一旦出家して僧となった者が、再び俗人に戻ることを言います。

「世をはかなんで出家すると言い出した」「彼が出家することに家族は反対した」などと、使います。


「家出」とは?

「家出」とは、誰にも知られないように、自分の家を出てそのまま帰らないことを言います。

古典においては「外出」「僧になる」といった意味もありますが、一般的な会話で使われる「家出」は家を出て戻らないといった意味であることがほとんどです。

「私は20年前に家出して東京に出てきたんだ」「3年前に家出した息子が、いきなり戻ってきた」「家出するとは、相当の覚悟があるのだろう」などと、使います。


「出家」と「家出」の違い!

「出家」「家出」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらもそれまで住んでいた家を出るといった意味合いは同じです。

「出家」は仏教用語で、家庭などとの関係を切り、僧となることを言います。

現代では「出家する」と言えば、僧としての資格を得ることと覚えておきましょう。

一方の「家出」は古典では「出家」「外出」といった意味もありますが、通常使う際は、ひそかに家を出てそのまま戻らないことを言います。

まとめますと「出家とは僧になること」「家出とはひそかに家を出て帰らないこと」となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「出家」「家出」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

「家出」という言葉には「出家」という意味もありますが、現代の会話においてはほとんど使いません。

それぞれの言葉の意味を正しく覚えて使い分けてください。

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