「同調」と「協調」の違いとは?分かりやすく解釈

「同調」と「協調」の違い違い

この記事では、「同調」「協調」の違いを分かりやすく説明していきます。

「同調」とは?

「同調」とは、調子が同じであること、他のものと調子を合わせることを言います。

例えば、ある人の意見、態度、対応などに賛成して同じ行動をとるようなことを言います。

「彼女は、彼の言うことに同調するに決まっている」「君があの場面で、僕に同調してくれるとは意外だった」などと、使います。


「協調」とは?

「協調」とは、力を合わせて物事をすること、という意味があります。

また利害が対立するものが、力を合わせて事に当たるという意味もあります。

よく使われる言い方に「協調性」という言葉があります。

これは他の人と、物事を上手く合わせてやっていける傾向、性格といった意味になります。

つまり「協調性がある」と言えば、人と上手くやっていけるタイプのことで、「協調性がない」と言えば我が道を行くタイプ、ワガママなタイプということになります。

はっきり「ワガママ」「自分勝手」と言えない時に「協調性に問題がある」「協調性がない」などと遠回しに言うこともできます。

「彼は仕事の能力は高いが、協調性に欠ける」「ここは、彼らと協調してやるしかない」などと、使います。


「同調」と「協調」の違い!

「同調」「協調」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉はそれぞれ違う意味となりますので混同しないようにしてください。

「同調」とは調子が同じ、合わせるといった意味になります。

対人関係においての「同調」とは「賛成」「同じ行動をとる」といった意味になると解釈してください。

一方の「協調」とは力、心などを合わせて物事に当たるという意味になります。

つまり本心は「賛成」「同意」ではなくても、表面的に相手と合わせるという意味でもあります。

仕事や対人関係において「協調」できるかどうかというのは大事なことですので、自分の長所に「協調性がある」とアピールする材料になるのです。

簡単に覚えやすくする為まとめますと「同調とは賛成、調子を合わせる」「協調とは力、心を合わせて物事をする」となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「同調」「協調」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

それぞれの言葉の意味を正しく理解して使い分けてください。

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