「周知の事実」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「周知の事実」とは?

「周知の事実」という言葉を知っているでしょうか。

「これは周知の事実です」などというフレーズで使われる事が多い言葉です。

仕事をしている人や、社会に出て活躍している人などは、「周知の事実」という言葉を使った経験があると思います。

そんな、知っていると社会に出た後に役に立つ、「周知の事実」の意味や使い方を紹介して行きます。

「周知の事実」の意味

「周知の事実」には、どのような意味があるでしょうか。

「周知の事実」「周知」には、「広く知れ渡っている事」という意味があります。

また「事実」には「本当の事」という意味があります。

そのため、「周知の事実」は、「広く知れ渡っている、本当の事」という意味があります。

「周知の事実」の読み方

「周知の事実」は、「しゅうちのじじつ」と読みます。

「周知」「しゅうち」と読み、「事実」「じじつ」と読みます。

難しい漢字は使われていませんので、読み間違える事も少ないでしょう。

ただし、「羞恥」「衆知」など、「しゅうち」という音で覚えている人が、間違った漢字を使ってしまう事があります。

言葉の意味が変わってきてしまいますので注意しましょう。

「周知の事実」の言葉の使い方

「周知の事実」はどのような場面で、どのように使えばいいでしょうか。

「周知の事実」には、「広く知れ渡っている本当の事」という意味があります。

例えば、秘密にしていたり公表していないとしても、すでにみんなが知っているため隠しても無駄という場合があります。

このような時に、「この件は、『周知の事実』ですので、隠しても無駄です」などと言う事ができます。

芸能人の交際や、社内恋愛をしているカップルなどに、このような事実を突きつける事ができるかもしれません。

また「これは一般常識です」と相手に伝えたい時に、「周知の事実」という言葉を使う事があります。

「御社が業界ナンバーワンだという事は、「周知の事実」です」などという言い回しで、すでに、この事実は、一般常識になっているくらい、世間に浸透していると伝える事ができます。

「周知の事実」を使った例文

「周知の事実」という言葉を使った例文を紹介します。

「周知の事実」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えて行きましょう。

「周知の事実」の例文1

ビジネスシーンにおける、「周知の事実」を使った例文を紹介します。

「A先輩が、飲み会の席で落ち込んでいた。同期社員に出世の先を越されてしまい、悩んでいるようだ。私はA先輩の実力を知っているため、『先輩が優秀なのは、周知の事実です』と伝えた」

この例文のように、個人的に「先輩は優秀だと思います」と言われるよりも、「先輩が優秀だという事は周知の事実です」と言われた方が、嬉しいのではないでしょうか。

一人の意見ではなく、世間の人がみなそう思っているという意味になるからです。

このように誰かを褒めたい時、勇気づけたい時は、「素敵です」「素晴らしいです」などの褒め言葉の後に、「周知の事実」という言葉を添えるようにしてみましょう。

「周知の事実」の例文2

恋愛の場面における、「周知の事実」

を使った例文を紹介します。

「私とBさんは、不倫関係にある。実は社内のほとんどの人が知っている、『周知の事実』のようだ。私たちがこのまま、この会社に留まるのは難しいだろう」

この例文の男女のように、社内恋愛をしている事や、不倫をしている事が、「周知の事実」になっている事があります。

このケースでは、不倫の事実が、たまたま奥さんや旦那さんに気付かれていないだけで、ほとんどの人が知っていると言う事になります。

近い将来、パートナーにも不倫の事実に気付かれて、大変な事になりそうです。

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