「商い」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「商い」

「商い」「あきない」と読みます。

ビジネスでも日常生活でもよく使われている言葉で、飲食店など店舗の入り口に「商い中」という札が提げられているのを目にすることもよくあります。

「商い」の意味

「商い」には、「売買をすること」「商売」という意味があります。

又、「今日の商いは今ひとつだ」のように、「売り上げ」という意味も持っている言葉です。

「商う(あきなう)」という言葉は、昔、秋になると農民が収穫した物などを交換していたことに由来しているという説がありますが、他にも諸説あり、正確なところははっきりしていません。

「商い」の言葉の使い方

売買すること、商売、売り上げという意味を持つ「商い」は、諺にも使われています。

「商いは牛の涎(あきないはうしのよだれ)」という諺がありますが、これは、「商いは、細く長く垂れる牛の涎のように、細く長く続けなさい」ということを意味しています。

「商い」を使った例文・短文(解釈)

「商い」の意味と使い方が分かったところで、この言葉を用いた例文をご紹介しましょう。

「商い」の例文1

「飲食店を探して2時間以上歩き続けたところで、商い中と書かれた看板が出ている店を見つけた時には、思わず天に感謝をしました」

人里離れた場所へ自然を満喫しに行く時には、食糧を持参することが多いものですが、途中でコンビニくらいあるだろうと、何も持たずに行った時に限って、コンビニは見当たらず、やっと見つけた食堂は、すでに閉店していたり、たまたま定休日だったりと、食事にありつけずに困ってしまうということもあります。

空腹状態で何時間も歩き続け、やっと飲食店を見つけた時には、神様にありがとうと、心の底から感謝するものでしょう。

「商い」の例文2

「大雪に見舞われたせいで今日は店を訪れる客がほとんどおらず、商いが大幅に落ち込んでしまいました」

街中にある店であっても、台風や大雪など、悪天候が客足に響いてしまうことがあります。

特に、交通機関に影響が出ることが予想されているような場合には、翌日に備えて早めに帰宅する人が多く、普段は夜遅くまで営業している飲食店なども早々に店じまいしたり、百貨店でも閉店時間を繰り上げるようなケースがあります。

そのような時には、不要不急の外出を控えるようメディアでも盛んにアナウンスされますので、休日などは、一日を通して客足がまばらになってしまうこともあるのです。

「商い」の例文3

「独立して商売を始めましたが、自分には商いの才能がないことに気付き、会社員に戻りました」

脱サラをして自分で商売を始めた人でも、何年かして再び会社員に戻るケースがあります。

思うように売り上げが伸びなかったから商売をやめる人もいれば、会社員の生活の方が性に合っていることが分かって商売をやめる人もいます。

上手くいくかいかないかはその時の社会情勢などタイミングによるところも大きいようですが、商売には、人によって向き不向きがあるということなのでしょう。

「商い」の例文4

「商いには、机に向かって本を読むだけでは学べないことが沢山あるのです」

商いに限ったことではありませんが、机の上の勉強だけでは通用しないことが世の中には沢山あるものです。

知識だけ持っていても、それを活用する能力がなくては上手くいかなかったり、経験して初めて分かることもあります。

何事も経験を通して成長していくもので、知識だけでは不十分なのです。

しかし、知識があることで経験の少なさをカバーできたり、知識があることで合理的に物事をこなしていけるということもあり、知識を身に付けることを怠ってはいけないのです。

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