「喜色満面」とは?意味や使い方を解説

四文字熟語

「喜色満面」

「喜色満面」「きしょくまんめん」と読む四字熟語です。

難しい漢字は使われておらず、読める人は多くいるものですが、実際に使ったことのある人は少ないのではないでしょうか。

日常的によく使われる四字熟語とまでは言えない言葉ですので、初めて目にするという人もいるでしょう。

「喜色満面」の意味

「喜色満面」は、嬉しそうな表情が顔いっぱいに溢れ出ている様子を表す言葉です。

「喜色」は、喜びの表情や喜ぶ様子意味していて、「満面」は、顔全体を指します。

同様の意味を持つ四字熟語として「喜笑顔開(きしょうがんかい)」「破顔一笑(はがんいっしょう)」「春風満面(しゅんぷうまんめん)」といった言葉が知られています。

「喜色満面」の言葉の使い方

嬉しい出来事があり、顔中に喜びの表情が溢れ出すことを表す時に使う言葉です。

とても嬉しいことがあった時に、自然に笑顔が溢れ出てきて、顔いっぱいに嬉しい表情が広がった、という経験がある人もいるでしょう。

まさにそれが「喜色満面」なのです。

会いたかった人に会えた時や、欲しかったものを貰った時、出世した時、家を買った時、結婚した時、子供が生まれた時など、人生の中には、喜色満面になる場面は沢山あるものです。

「喜色満面」の例文・短文(解釈)

「喜色満面」の意味と使い方を解説してきましたが、ここではこの言葉を使った例文をいくつかご紹介しましょう。

「喜色満面」の例文1

「スイーツに目がない妹をスイーツビュッフェに連れて行ったら、所狭しと並んだスイーツを見るやいなや、喜色満面になりました」

大好物の食べ物というのは、人を幸せな気持ちにしてくれるもので、その香りが漂ってくるだけで、思わず笑顔になってしまうものです。

スイーツ好きな人なら、スイーツを見ただけでも笑みがこぼれてしまうでしょう。

ましてやビュッフェであれば、いくらでもスイーツを堪能できるのですから、パラダイスにいるようなものです。

満面に笑みを浮かべるのも当然といえるでしょう。

「喜色満面」の例文2

「私の上司は、朝から良いことがあったと言って、喜色満面で出社してきました」

朝から良いことがあると、一日中ご機嫌でいるタイプの人は多くいるものです。

それがいつもは気難しい上司であれば、上機嫌で出社した日には、部下の気持ちも軽くなるのではないでしょうか。

気分屋の上司の下で働く人にとっては、今日は上司の機嫌が良いかどうかはとても大きな問題で、それによって接し方を変えるなど、気配りをすることが業務の1つになっているということもあるのです。

「喜色満面」の例文3

「彼は、以前から希望していた海外の支店への移動が決まり、喜色満面で帰ってきました」

長年の希望が叶った時には、これ以上ないくらい嬉しいもので、その気持ちは隠しておくことはできないでしょう。

一人でいても、自然に笑みが浮かんでしまい、周囲の人たちにも、何か嬉しいことがあったのだと伝わります。

喜びの感情は伝染するといい、周りまで明るい気分にしてくれるものです。

「喜色満面」の例文4

「お世話になっている人の誕生日に、100本の薔薇の花束を送りました。 薔薇が好きな人なので、喜色満面で梱包を解いている光景が目に浮かびます」

人にプレゼントを贈る時には、相手の好みが手に取るように分かる場合でない限り、何を贈れば喜んでもらえるか悩むものです。

相手の事を考えて、時間をかけ、真心を込めてプレゼントを選んでいても、相手の反応を確認するまでは、気に入ってもらえるかどうかドキドキするものではないでしょうか。

しかし、気持ちのこもったプレゼントというのは、大抵の場合は人を喜ばせることができるものです。

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