「在籍」と「在学」の違いとは?分かりやすく解釈

「在籍」と「在学」の違いとは?違い

この記事では、「在籍」「在学」の違いを分かりやすく説明していきます。

似た意味を持つ2つの言葉には、どのような違いがあるでしょうか。

「在籍」とは?

「在籍」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「在籍」「ざいせき」と読みます。

「在籍」「団体や学校などに属するものとして、登録されていること」という意味があります。

例えば、会社で働いている人は、会社に籍を置いているため、「A企業に在籍している社員」などと言い表すことができます。

ニュースなどで誰かが不祥事を起こしたとき、「B社に在籍している社員が、不祥事を起こしました」などと伝えることができます。

他にも、一人の人の人生を振り返るとき、様々な学校や会社、組織などに属したり、登録されていることが多いため、「C高校への在籍時代に初恋をして」とか「Dグループに在籍したときに結婚した」などと、「在籍」という言葉を使って、振り返ることができます。

結婚式の新郎新婦紹介の場面などでも使用されます。


「在学」とは?

「在学」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「在学」「ざいがく」と読みます。

「在学」「学生や生徒、児童として、学校に籍を置くこと」という意味があります。

例えば、大学生は大学に籍を置いている人を指します。

そのため、「私は○○大学に、在学中です」などと、自分の立場を他者に説明することができます。

また、高校に籍を置いていた時の思い出話を大人になって話すことがあるかもしれません。

このような時、「高校の在学中にあったエピソード」などと言って、話を始めることができます。

さらに、校長先生が、自分の学校に籍を置く生徒について、話をするとき、話の初めに「本校に在学する生徒についての話をします」などと断ることができます。


「在籍」と「在学」の違い

「在籍」「在学」の違いを、分かりやすく解説します。

「在籍」「団体や学校などに属するものとして、登録されていること」という意味があります。

一方で「在学」「学生や生徒、児童として、学校に籍を置くこと」という意味があります。

このように「在籍」「在学」「学校に属する」という意味があります。

ただし「在籍」には「団体に属する」という意味があり、会社やグループに属しているときにも使える言葉になります。

一方の「在学」は、あくまで学校に属していることしか伝えられないため、この部分が大きな違いになります。

このように、学校に属している場合は、「在籍」「在学」の両方を使えて、「学校以外に属する」場合は、「在籍」しか使えないということを知っておきましょう。

まとめ

「在籍」「在学」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、意味が重なる部分があります。

しかし、「在学」「学校に特化した言葉」のため、企業に属していることなどを伝えることができません。

意味の違いを知ることで、言い間違えることがなくなりそうです。

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