この記事では、「墓場まで持っていく秘密」の意味を分かりやすく説明していきます。
「墓場まで持っていく秘密」とは?意味
「墓場まで持っていく秘密」とは、死ぬまで決して誰にも明かさない秘密という意味の慣用句です。
この慣用句は、自分で使う事が無くても、ドラマ等でこういう会話を聞く事は少なくありません。
従って、実際に墓場に物理的に何かを持っていく事を意味するものでない事は誰もがご存知の通りです。
「墓場まで持っていく秘密」の概要
自分が死んで墓場に埋められるまで、絶対に誰にも明かさない秘密である「墓場まで持っていく秘密」とは実際にはどんなものが考えられるのでしょうか。
人は誰しも大なり小なり秘密を持っています。
そして「墓場まで持っていく秘密」と強く心に決めていなくても、他人には話さない方が良いと、心に秘めている事がある人は、決して少なくないはずです。
「墓場まで持っていく秘密」は打ち明ける事で、自分が不利になったり、誰かを傷つける結果になる事が予想される事と言えます。
刑事ドラマ等では、登場人物が「墓場まで持っていく秘密」として誰かの出生に関わる秘密を抱いており、それが事件の要因であったり遠因であったりすると言うストーリーはよく見聞きします。
これは秘密を明かす事で、誰かを深く傷つけると考えての行為です。
出生の秘密以外に、自分が昔犯した犯罪や、犯罪でなくてもいじめで誰かを深く傷つけたり、不倫行為等が考えられます。
これらは、誰かを傷つける事を恐れてというのはなく、自己防衛のための行為と言えます。
「墓場まで持っていく秘密」だと考えて、決して明かす事が無い秘密は、その人が明かすべきでないと判断したもので、本当は明かした方が良い事もあるでしょうし、明かすべきか否かはケースバイケースと言えるでしょう。
しかし自分に不利な事だからと、「墓場まで持っていく秘密」とすべきではない事項もあります。
それは借金等のお金にまつわる案件です。
自分は秘密にしたまま亡くなれば、楽かもしれません。
けれど借金等は自分が亡くなれば、子供等が相続放棄しなければ引き継ぐ事になってしまうのです。
自分が秘密にしていても、死後には必ず分かる事なのです。
逃げずに自分で処理すべき案件と言えるのです。
「墓場まで持っていく秘密」の言葉の使い方や使われ方
「墓場まで持っていく秘密」の使われ方は、『不倫相手に、お互いにこの事は墓場まで持っていく秘密にしようと話した。』の様に使われます。
「墓場まで持っていく秘密」の類語や言いかえ
「墓場まで持っていく秘密」の言い換えとしては、単に『墓場まで持っていく』や『死ぬまで決して明かさない』といった表現があります。
まとめ
「墓場まで持っていく秘密」とは、死ぬまで決して誰にも明かさない秘密という意味の慣用句です。
実際に「墓場まで持っていく秘密」とされる様な案件としては、誰かを傷つけないためか、自己防衛・自己弁解である事が多いものです。
それぞれ秘密にすべきと判断したのは、その人であり、実際にはどこかのタイミングでしかるべき人に打ち明けた方が、結果として良いという案件も少なく無いはずです。