この記事では、「外交的」と「内向的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「外交的」とは?
外交的は(がいこうてき)と読みます。
「外交」に「的」が付いた表現です。
「的」は「そのような性質をもったものの意」を表します。
「外交」には「外国、外部との交渉や交際」という意味があります。
転じて、外交的とは、「他人に対して積極的に働きかける性格」ことを指す場合もあります。
「外交的」と似た言葉に「社交的」(しゃこうてき)があります。
「社交的」は、人と人とのつきあい。
世間での交際を意味しています。
「社交的」は仕事ではなく、社会との人づき合いを意味しますが、「外交的」は会社での仕事としての外部との交渉、交際の意味があります。
「外交的」と「外向的」は漢字一字違いなので、誤用されやすい単語ですが似た意味をも地ます。
「外向的」の語源は心理学用語で、人の特徴を表す言葉として使われています。
外向的とは「興味や関心が自分以外の物ごとに向かう」ことを意味します。
外向的な人の大まかな特徴として
・初対面の人とでもスムーズなコミュニケーションを図れる
・意見のやりとりが苦にならない
・仕事上でも雑談を交えながら、働くことが好き
などがあげられます。
この特徴は「外交的」な人の特徴ともほぼ一致します。
「外向的」は「内向的」の反対語です
・「外交的」の例文
例文「彼は、外交的な性分を生かし、知り合いや友達が非常に多くいる」
「内向的」とは?
「内向的」は(ないこうてき)と読みます。
興味や関心が自分の内部にばかり向かうさまを言います。
内向的と似た言葉に「陰気」(いんき)があります。
「陰気」は気分雰囲気が晴れ晴れしないこと。
また、そのさまを言います。
例文:陰気で無口な人
「陰気」は暗く、からっとしないさまを表すのに対し、「内向的」は性格が内気で、内へとこもることを意味しています。
内向的な人の大まかな特徴として、
・職場の人と雑談を好まず、仕事上のやり取りは簡潔に行う
・1人で仕事をするのを好む
・リスクが少ない行動を好む
などがあげられます。
・「内向的」の例文
例文「内向的な性格で、友達がいなかったため、彼が自宅で倒れていたのを誰も気がつかなかった」
「外交的」と「内向的」の違い
「外交的」と「内向的」の違いを、分かりやすく解説します。
「外交的」:仕事として、他人に対して積極的に働きかける性格
「内向的」:内気で、内へとこもる性格
という違いがあります。
心理学でいうと、内向的の反対語は外向的になり、漢字が違うため注意が必要です。
まとめ
今回は「外交的」と「内向的」の違い説明しました。
「外交的」:仕事として他人に対して積極的に働きかける性格
「内向的」:内気で、内へとこもる性格
という違いがあります。
外交的と外向的は似ていますが、
「外向」が「外部への興味や関心」を表す場合に使われるのに対し、「外交」は「仕事の受注」などに使われます。
言葉の違いを知って、日常に役立てていきましょう。