この記事では、「大望」と「待望」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
基本的に読み方は同一ですが、明確な違いがありますので、今日は例文などを使い、詳細を解説します。
「大望」とは?
最初に「大望」(たいぼう)の意味をご説明致します。
「大望」の方は、自分が抱いている、大きい望みを表しております。
「待望」とは?
次は「待望」(たいぼう)の意味を取り上げてみましょう。
「待望」の場合は、自分たちが理想としている物事が実際に現れてくることや、実際に行われることを待ち焦がれている様子です。
「大望」と「待望」の違いとは?
ここでは「大望」と「待望」の違いを解説していきます。
「大望」の方は、簡単に言うと自分が持っている、大きな目標のことを指しております。
そして、「待望」の場合、理想とされている物事の実現や、改良、実際に現れてくれることを、心から願うことです。
「大望」と「待望」の使い方の違い
続きましては、「大望」と「待望」の使い方の違いを取り上げます。
「大望」を使う場合は、自分が抱いている大きな目標などを表現したいときに使われます。
また、「待望」の方は、心から望んでいることや物の登場や、実現を切に望んでいるときに使うのです。
それぞれの使い方の詳細を書きます。
前者の使い方
「大望としては、10年間で10億円のお金を動かすことだ」
後者の使い方
「待望の新型機が登場した」
「大望」を使った例文
ここでは「大望」を使った例文を書いていきます。
・『若いうちから大望を抱くことは、非常に良いことだ。
それを実現できるように頑張るのみです』
・『大望を叶えるためには、やはり勉強などをして、各方面の知識を蓄えておくことだ』
・『実業家と言われる人間は皆、大望を抱いていると言っても過言ではないでしょう』
・『大望を叶えるためには、好きなことや、遊ぶ時間を削り、ビジネスや勉強に注ぎ込むようになるだろう』
・『若い時の大望を、50歳にして達成できた。非常に長い道のりでした』
「待望」を使った例文
最後の項目においては、「待望」を使った例文を書きます。
・『飛行甲板に防御を施している空母は、日本海軍の待望だった。その空母の名は、大鳳だ』
・『ずっと待望していた会社のIT化が、徐々にではあるが進んできている』
・『待望の艦上戦闘機の烈風だったが、終戦になったので実戦には参加していないのだ』
・『生まれた子供は、待望の男の子でした。本当に嬉しくて涙が出てしまった』
・『パソコンができる人材については、ずっと待望でした。これから期待しております』
まとめ
まとめとして、「大望」の場合は、自分が持っている、大きな目標や望みなどを表す際に使われます。
そして、「待望」の方は、心から待ち焦がれている物事の実現や、物であれば出てきてくれることを表現するときに、使われる言葉となります。
同じ読み方であっても、こんなにも意味が違うのです。