この記事では、「奇術師」と「手品師」の違いを分かりやすく説明していきます。
「奇術師」とは?
奇術を職業とする人です。
奇術とは、観客にわからないような仕掛けをして、不思議な現象を起こすことです。
テーブルの上だけで行えるものもあれば、広い舞台全体を使用して行うものもあります。
たとえば、お札やカードなどが浮遊する奇術です。
両手の平を空中にかざし、その間にお札やカードなどが浮遊をします。
魔法のような力を使って物を浮かせているように見えますが、実は観客からは見えないようにしながら、糸を使って浮遊させています。
こういった、仕掛けがわからないようにして、不思議な現象を起こすことを奇術といい、それを職業にしている人を「奇術師」といいます。
「師」という漢字には、専門的な技術を持った人という意味があり、この漢字がつく語は人を表しています。
「奇術師」の使い方
不思議な現象を起こすことを職業にしている人を指して使用する言葉です。
「手品師」とは?
手品を行うことを職業とする人のことです。
手品とは、うまく手さばきをして、人の目をくらまし、不思議な現象を見せることです。
魔法のようなことをしているように見えますが、仕掛けがされています。
手品には、カードを使ったもの、コインを使ったもの、ロープを使ったものなど、さまざまあります。
誰でも手品ができるように、必要な道具とその使い方をセットにしたものが販売されています。
こういったものを使えば手品を披露することができますが、職業としている人だけを指して「手品師」といいます。
「手品師」の使い方
巧みな手さばきによって人の目をくらませ、不思議な現象を見せることを職業にしている人を指して使用する言葉です。
手品キットなどを使えば、素人でも不思議な現象を起こすことができますが、職業として行っている人だけを指して「手品師」といいます。
「師」は人を表す語なので、「手品師」とは人のことになります。
「奇術師」と「手品師」の違い
2つの言葉は、ある職業をしている人を指しています。
観客にわからないような仕掛けをし、不思議な現象を見せることを職業にしている人です。
「奇術師」と「手品師」が意味しているものは同じです。
「奇術師」は奇術を職業とする人、「手品師」は手品を職業とする人をいいます。
奇術と手品は、ほぼ同じことです。
「奇術師」の例文
・『将来は奇術師になることを目標にしている』
・『奇術師の弟子になる』
・『奇術師が東京で公演を行うことになった』
・『大がかりな仕掛けを使ったものを得意とする奇術師』
「手品師」の例文
・『街に手品師がやってきた』
・『手品師がトリックを明かす』
・『手品師みたいな衣装』
・『手品師を10年間やっている』
まとめ
どちらの言葉も、観客にわからないような仕掛けをして、不思議な現象を見せることを職業にしている人を指しています。
呼び方は違いますが同じものです。