この記事では、「奮闘」と「健闘」の違いを分かりやすく説明していきます。
「奮闘」とは?
「奮闘」の意味と使い方について紹介します。
「奮闘」の意味
「奮闘」は「ふんとう」と読みます。
意味は「力をふるって戦うこと」「力いっぱい努力すること」です。
「奮闘」の使い方
「奮闘」には以下の2つの意味と使い方があります。
1つ目は元の意味で「争いごとで力をふるって戦うこと」であり、「少ない軍勢で奮闘する」などと言います。
「奮」は「ふるう」とも読み「勇み立つ」という意味、「奮闘」で「勇み立ちたたかう」になります。
2つ目は上記から転じて「あるものごとに力いっぱい努力すること」という意味で、「問題解決に奮闘する」などと言います。
こちらは争いごとに限らず、日常的に一つのものごとに対してがむしゃらに頑張る様子を表します。
「孤軍奮闘」は、味方や他方からの援助がない状態で、一人で一生懸命闘ってい様子や、努力している様子を表す言葉です。
「健闘」とは?
「健闘」の意味と使い方について紹介します。
「健闘」の意味
「健闘」は「けんとう」と読みます。
意味は「困難に負けずにがんばってたたかうこと」「不利な条件があるのに一生懸命努力すること」です。
「健闘」の使い方
「健闘」には以下の2つの意味と使い方があります。
1つ目は元の意味で、「争いごとで困難な状況でも屈せずに頑張ってたたかうこと」、「大軍を相手に健闘する」などと言います。
「健」は「すこやか」とも読み、「力が強い」「したたか」という意味、「健闘」で「力強くたたかうこと」になります。
2つ目は上記から転じて「不利な状況の中で一生懸命努力すること」という意味で「健闘を祈る」などと言います。
「よく健闘した」は「不利な状況で頑張ったが、結果は及ばなかった」という意味になります。
「奮闘」と「健闘」の違い!
「奮闘」は「力いっぱい努力すること」です。
「健闘」は「不利な条件があるのに一生懸命努力すること」です。
まとめ
今回は「奮闘」と「健闘」の違いをお伝えしました。
「奮闘はひたすら努力する」、「健闘は不利な条件の中で努力する」と覚えておきましょう。