「好き」と「執着」の違いとは?分かりやすく解釈

「好き」と「執着」の違い違い

この記事では、「好き」「執着」の違いを分かりやすく説明していきます。

「好き」とは?

「好き」の意味は以下の通りです。

1つ目は「心が引かれること」という意味で、思わず意識してしまうことを言います。

2つ目は「気になること」という意味で、自分の趣味や嗜好とあっていることを言います。

3つ目は「ものごとに偏った興味を持つこと」という意味で、他の人が気に掛けない様なことに興味を持つことを言います。

4つ目は「自分の思うままにふるまうこと」という意味で、思った通りに行動する様子を言います。

上記に共通するのは「自分で気に入ること」という意味です。


「好き」の使い方

「好き」「心が引かれること」「気になること」「ものごとに偏った興味を持つこと」「自分の思うままにふるまうこと」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「好きだ・である」と使われたり、形容詞として「好きな」と使われたり、副詞として「好きに」と使われたりします。

基本的に、自分の趣味や嗜好とあっていて気に入っている様子に対して使われる言葉です。


「執着」とは?

「執着」の意味は以下の通りです。

1つ目は「しゅうじゃく」と読み、仏教用語で「あるものごとのとらわれること」という元の意味で、とらわれた状態になり、修行を阻む要素のことを言います。

2つ目は「しゅうちゃく」と読み、上記から転じて、「一つのことに心をとらわれて、そこから離れられないこと」という意味で、日常的に人や物に強く縛られる様子を言います。

上記に共通するのは「一つのものごとに取りつかれる」という意味です。

「執着」の使い方

「執着」「あるものごとのとらわれること」「一つのことに心をとらわれて、そこから離れられないこと」という意味で使われます。

名詞として助動詞を伴って「執着する・した」と使われたり、副詞として「執着して」と使われたりします。

「執着心」は、「ある物を失うことを恐れて、異常なまでに取りつかれた気持ち」という意味です。

基本的に、一つのものごとにとらわれてしまい、強くこだわる様子に使われる言葉です。

「好き」と「執着」の違い

「好き」「自分の趣味や嗜好とあっていて気に入ること」という意味です。

「執着」「一つのものごとにとらわれ、強くこだわること」という意味です。

「好き」の例文

・『これからは自分の好きな道を歩んでいきなさい』

・『好きな人が彼女持ちだと分かってショックを受けた』

・『好きでPTA会長を引き受けたわけじゃない』

・『このコインで好きなだけゲームをしなさい』

「執着」の例文

・『彼女はまだ元カレに執着している』

・『彼は社長になった今でもお金に執着している』

・『彼女は相手の収入が幾らかに執着して婚活している』

・『いつまでも古いやり方に執着するのは良くない』

まとめ

今回は「好き」「執着」について紹介しました。

「好き」「気に入ること」「執着」「一つにとらわれること」と覚えておきましょう。

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