この記事では、「学問の探究」の意味を分かりやすく説明していきます。
「学問の探究」とは?意味
「学問の探究」の「学問」は「体系づけられた知識と、それを研究すること」を意味します。
また「探究」は「物事の意義や本質を探り、見極めること」意味します。
従って「学問の探究」とは「体系づけられた知識の意義や本質を見極め、研究すること」の意味となります。
「学問の探究」の概要
前項で「学問」は「体系づけられた知識と、それを研究すること」を意味する言葉だと記しましたが、それ以外に「新しい知識を学習すること」と言う意味もあります。
端的に言えば、「研究」と「学習」の意味があるのですが、この慣用句では「探究」と続くため、「研究」側面の意味で使われていると言えるのです「学習を探究する」とは決して言わないことで、理解できると思います。
また「探究」と同音で似た言葉に「探求」と言う言葉があります。
この2つの言葉の違いについて説明します。
「探究」は、前項でも記載した「物事の意義や本質を探り、見極めること」を意味するのに対し、「探求」の方は「何かを手に入れようと求めること」を意味します。
いずれの言葉にも「探」すなわち「探(さぐ)る」点は共通ですが、その後ろについて熟語を構成する「究」は「究(きわ)める」の意味であるのに対し、「求」は「求(もと)める」の意味であり、先に記載した意味の違いとなるのです。
学者が「研究」する目的は「学問」を「究める」ことであり、「探究」を使うべきだということになるのです。
「学問の探究」の言葉の使い方や使われ方
「学問の探究」の言葉は、以下の例の様に使われます。
・『彼は学問の探究以外には興味がなく、そのため世間一般の常識に少し欠ける所が見受けられる。』
・『大学の教授は、学問の探究と学生の教育と言う2つの役割を担っており、人によっていずれに力点を置くかに大きな差が見られます。』
・『企業の研究所では、成果を開発へとつなげる事が求められ、大学における純粋な学問の探究としての研究とは違いがあるものです。』
・『福沢諭吉が学問ノススメで説いているのは、学問の探究をすべきと言うより、学問を学ぶべきと言う側面が強いと言えます。』
・『大学に残って学問の探究をすべきか、就職してビジネスの世界で活躍するか迷っています。』
「学問の探究」の類語や言い換え
「学問の探究」は「研究を極める」や「学術を追究」や「研究に没頭」などと言い換えることが出来ます。
まとめ
「学問の探究」とは「体系づけられた知識の意義や本質を見極め、研究すること」の意味です。
この慣用句における「学問」は、「研究」的な意味と「学習」的な意味の2つの意味の中の「研究」的な意味で使われています。
また「探究」と同音で似た言葉の「探求」がありますが、「学問」を「究める」と言う意味合いである「学問の探究」では、「探究」が使われるべきと言えるのです。
