「実験」と「試験」の違いとは?分かりやすく解釈

「実験」と「試験」の違い違い

この記事では、「実験」「試験」の違いを分かりやすく説明していきます。

「実験」とは?

「実験」とは、事柄の当否などを確かめるために、実際にやってみること。

また、ある理論や仮説で考えられていることが、正しいかどうかなどを実際にためしてみることを意味する言葉です。

『理科の実験は楽しい』や『実験を繰り返して最適条件を確認する』等と使われます。

また、単に実際に経験することを指す言葉として使われる事もあります。


「試験」とは?

「試験」とは、ある物事の性質や性能などをためしてみること。

また、検査することを意味します。

この意味では『新製品の耐久試験を行う』や『試験飛行を実施した』のように使われます。

また、「試験」には、入学・入社・登用などの採否を決めるため、問題に答えさせたり実技をさせたりして、学力・知識・能力などを判断・評価することを指す意味もあります。

この意味では、『入学試験に合格した』や『面接試験で難しい質問を投げかけられた』と言った様に使われます。


「実験」と「試験」の違い

「実験」「試験」の違いを考えると、まず上記「試験」の2項目の意味の入学・入社・登用などの採否を決めるため、問題に答えさせたり実技をさせたりして、学力・知識・能力などを判断・評価することを指す意味では、それを「実験」と使う事は絶対になく、この点では明らかな違いがあります。

しかし、「実験」の、事柄の当否などを確かめるために、実際にやってみることや、ある理論や仮説で考えられていることが、正しいかどうかなどを実際にためしてみる意味と、「試験」の1項目の意味の、ある物事の性質や性能などをためしてみることや検査することとは非常に似た言葉だと言えます。

しかし、この意味でも2つの言葉には違いがあると言えるのです。

「実験」は理論や仮説を検証するために実際に行う事を指すのに対し、「試験」はすでに設計等で定まった性能があり、実際に作られたものが、その設計通りの性能を発揮するかや、性能が合格ライン以上になっているか等を検証する事を指すと言う違いがあるのです。

例えば製品を開発・設計、生産、販売するメーカーにおいては、まず開発・設計段階では「実験」が繰り返し行われ、設計が完了すると最終の「試験」を行って、設計した規格を満たしているかが検証されます。

そして工場での生産段階においては代表項目の全数「検査」と共に、抜き取りで「試験」を行い、製品品質を維持しているのです。

このメーカーでの事例から、「実験」「試験」のニュアンスの違いは理解できるのではないかと思います。

まとめ

「実験」とは、事柄の当否などを確かめるために、実際にやってみることであり、「試験」はある物事の性質や性能などをためしてみることを指し、2つの言葉は似ています。

しかし「実験」は理論や仮説を検証するために実際に行う事を指すのに対し、「試験」はすでに設計等で定まった性能があり、実際に作られたものが、その設計通りの性能を発揮するか等に使われ、明らかに使われ方は違っています。

また「試験」には、入学・入社・登用などの採否を決めるため、問題に答えさせたり実技をさせたりして、学力・知識・能力などを判断・評価することを指す意味もありますが、「実験」にはこれに類する使い方はありません。

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