容姿が強みのひとつになる芸能活動において写真は重要な要素です。
芸能活動に使われる写真として「宣材写真」と「オーディション写真」がありますがこの2つの写真は具体的にどのようなものを指しどんな違いがあるのでしょうか。
今回は、「宣材写真」と「オーディション写真」の違いについて解説します。
「宣材写真」とは?
「宣材写真」とは「主に芸能活動においてPR用の資料として使用される目的で撮影された写真」を指します。
「宣材写真」の「宣材」とは「宣伝材料」の略です。
宣材写真とは宣伝材料のために用意された写真のことであり、その人を広く知ってもらうために使われるプロフィールの一部として用いられます。
「宣材写真」はその人を知ってもらうための素材であり通常は芸能事務所側が用意します。
各メディアへの売り込みに使ったり問い合わせに対して貸し出したりなどいろいろな使われ方をされますが、基本的な性質としては世間にその人のことを知ってもらうための基本となる看板としての役割を担います。
その人を象徴する写真なのでメイクや証明など入念な準備をして撮影されるのが一般的ですが、宣材写真についてのルールなどは特に無く若い頃に撮影した写真を長年使い続けるケースも珍しくありません。
「宣材写真」の使い方
・一流カメラマンに宣材写真の撮影を依頼する。
・宣材写真の出来栄えには満足している。
・話題になった人物の宣材写真が画面下に表示された。
・宣材写真と実物とでギャップが有るのは当然だ。
「オーディション写真」とは?
「オーディション写真」とは「映画やドラマなどさまざまなオーディションへ応募する目的で撮影された写真」です。
オーディションはほぼすべて応募に際し写真の提出を要求されます。
このとき送る写真が「オーディション写真」です。
1次審査が書類選考のオーディションであれば送った写真の出来栄えが合否に直接的に影響するためとても重要な意味を持ちます。
「オーディション写真」の使い方
・バッチリメイクしてオーディション写真を撮影する。
・書類選考で不合格になったのはオーディション写真の写りが悪かったからに違いない。
・オーディション写真は撮影するカメラマンによってクオリティに大きな差が出る。
・このスタジオはオーディション写真の撮影を専門に手がけている。
「宣材写真」と「オーディション写真」の違い
「宣材写真」と「オーディション写真」の違いは写真の利用目的です。
「宣材写真」はその人を知ってもらうためにさまざまな目的で利用されますが「オーディション写真」はオーディションに応募するため、そして合格ために撮影されます。
「宣材写真」はある程度の期間利用されますが「オーディション写真」はオーディションの一度きりです。
一枚の写真で複数のオーディションに応募することはありますが基本的にその時限りであり長く使い続けることはありません。
いろいろな目的で使われる「宣材写真」はある程度無難な写りのほうがよいとされますが「オーディション写真」の場合はオーディションの趣旨にそってメイクや服装を選ぶこともあります。
まとめ
「宣材写真」と「オーディション写真」は似ているようで全くの別物です。
芸能関係に興味がある人は写真を撮影する機会も増えますが「宣材写真」と「オーディション写真」の違いはしっかり理解しておきましょう。