「尽きる」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「尽きる」

物事にはある程度まで行くと限界とされるものがあります。

それはお金や食べ物・仕事のように目に見えるようなもの以外にも、会話・時間など形のないものもあります。

対象とは別に共通して限界まで達した時に「尽きる」という言葉が使われています。

「尽きる」という言葉は非常に便利ですが、多用・乱用すると言葉の信用性を失いかねません。

また意味も理解して使わないと誤解を招きかねないため、注意のいる単語として扱われています。

「尽きる」の意味

「尽きる」という言葉は何かの事象に対して限界に達する・果てに到達するといった意味を持ちます。

そして共通しているところとしては減っていくものが対象となりやすいことです。

そのため際限なくあふれる・終わりが来ないものについては「尽きる」という言葉は対象とならないことが多いです。

お金・話・時間・気力・寿命などが対象となりますが、減ることが必ずマイナスになるということはありません。

時には楽しんだ結果、何かが尽きるように楽しい時・うれしい時などプラスイメージも含めることもあります。

「尽きる」の言葉の使い方

「尽きる」と言う言葉を使うときは過去に対して使われることは少なく、多くは現在・未来に対して使われることが多いです。

現在では実際に体験していること(会話・体力・気力など)に対して使います。

そして未来についてはこれから減っていくと予想されるとき(お金・時間等)に使います。

また他者に対して使う際には客観的に見た時に限界・果てを迎えると認識される時に使われます。

そしてプラスイメージの時には問題ありませんが、マイナスイメージの時には注意・指摘と言った意味合いを含んで使われます。

「尽きる」を使った例文・短文(解釈)

「尽きる」という言葉はいろんなものを対象としてだれでも使うことが出来ます。

そのため便利な言葉ですが、使い方にも注意が必要です。

そのためどのような使い方になるのか、その例文と解釈を紹介します。

「尽きる」の例文1

「これまでさんざん散在して遊んできたが、もうあと数年もすると貯金も尽きると思う。

これからは気を付けないと」


この場合、ある程度お金を所有している人が散在を続けた結果、あと数年で貯蓄を使い果たしてしまう状態にあることを意味しています。

今の時点では「尽きる」状態にはありませんが、現実的に予測される状態のため、心配と自分への注意喚起の意味も込めて使われています。

「尽きる」の例文2

「もうジョギングを始めて一時間になるが、そろそろ体力も尽きるころだ。 少し休まないか?」

この場合、運動をして体力を消費しており、もうすぐ体力が空になると予想している状態です。

完全になくなってしまう前に休憩をして回復を提案しています。

「尽きる」の例文3

「プロジェクトの提出まで残された期限はあと2時間で尽きるが、それまでには何とか形になると思う」

この場合、期限が差し迫っているが解決できる方向に向かっているということを示しています。

もしどうすればいいかわからない・解決できていないのであればマイナスの意味での「時間が無くなった」となります。

しかし「何とか形になる」とあることで時間が尽きるまでに達成できるというプラスの意味合いを含みます。

「尽きる」の例文4

「3年ぶりに合ってみてもう何時間話したのか分からないけど、話が尽きるなんてことはまだまだないよ。 もっと話した行けどもうすぐ出発しないといけない」

この場合、話しても話しても話題が尽きることはないという状態を表しています。

何時間話しても話のネタがなくなることがないため、時間を忘れるほど楽しい時間を過ごしているという意味も含まれています。

また会うことが出来なかった3年間分を話すにはまだまだ時間が足りないということも伝えています。

そのため話のネタ・内容に関してはプラスイメージとなりますが、時間が足りずに「尽きる」と言うことについてはマイナスイメージを含めた意味を持ちます。

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