「年少気鋭」とは?意味や使い方、例文や意味を解釈

「年少気鋭」意味と使い方

この記事では、「年少気鋭」の意味を分かりやすく説明していきます。

「年少気鋭」とは?意味

年が若くて、気力があり、意気込みが鋭いことです。

年少とは、年が若いことです。

何歳くらいを年が若いというのか具体的な定義はありませんが、自分よりも若い年齢のものを年少と言うことが少なくありません。

また、幼稚園や保育園などで年少というときは、3歳くらいを指しています。

気鋭とは、何かをしようとする精神力や気持ちの張りがあり、意気込みがするどいこと、またそのさまのことです。

「やるきがあるぞー」と見た目でもわかるようなさまを意味しています。

こういったことから「年少気鋭」は、年が若くて、気力があり、意気込みが鋭いことという意味になります。


「年少気鋭」の概要

「新進気鋭」という言葉があります。

この言葉の意味は、その分野に新しくあらわれて、他を圧倒する力が盛んであることです。

また、その人を指しています。

新進には、その分野に新しくあらわれて、活躍することという意味があります。

たとえば、映画という分野で新しい監督が登場したとします。

この監督は大変注目されていて、これまでに話題になる作品を発表しています。

発表した作品はヒットになっているものばかりです。

このような人を指して「新進気鋭」といいます。

「年少気鋭」「新進気鋭」「新進」の部分を「年少」に置き換えた言葉だと考えられます。

10代と60代を比べると、10代の方が勢いがあることが少なくありません。

もちろん60代でも元気に活動している人はいます。

60代でマラソンをしたり、海外へと飛び回っていたりする人もいるでしょう。

しかし、一般的には10代の方がハツラツとしていて、何かをするにしても精神的な張りがあります。

年少者には気鋭があるのです。

そういったことを表している語です。

しかし、近年は10代、20代でもうつ状態になったり、生活習慣病になったりして、必ずしも気鋭があるとはいえないようです。

若いから精神的に張りがあるとは限らないのです。

むしろ、年齢をかさねた人の方が元気なことがあります。


「年少気鋭」の言葉の使い方や使われ方

「新進気鋭」という四字熟語はありますが「年少気鋭」という四字熟語はありません。

一般的には使われない言葉です。

この言葉は、芥田川龍之介の「年少」、小川未明の「反キリスト教運動」、寺田寅彦の「科学者とあたま」などの中に見ることができます。

「年少気鋭」の類語や言いかえ

「新進気鋭」「少壮有為」「少壮気鋭」などが似た意味を持っている言葉です。

「少壮気鋭」は年が若くて精神的な張りがあり、将来が期待されることや、その人の意味があります。

少壮は20代や30代の意気盛んなものを指しています。

「少壮有為」の有為は、能力があることです。

まとめ

「年少気鋭」という四字熟語はありませんが、「新進気鋭」「少壮気鋭」などの言葉はあります。

その言葉の一部を「年少」に変えた言葉です。

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