「後進」と「後退」の違いとは?分かりやすく解釈

「後進」と「後退」の違い違い

この記事では、「後進」「後退」の違いを分かりやすく説明していきます。

「後進」とは?

「後進」とは、先人のたどった道を後からたどることです。

「後」から「進む」という意味です。

この場合の先人とは、学問や文芸などの分野に関してを指しています。

後進の類語は後輩、対義語は先進です。

「後輩」は学問や文芸の分野だけでなく、会社や学校など後から入ってきたものにも使われる言葉です。

それに対して「後進」は、自分と同じ道を進んでいるものという点を強調しています。

車や船などが後ろに動くことも「後進」といいます。

この場合は、対義語は前進です。


「後退」とは?

「後退」は後ろに下がることという意味と、勢いが衰えるという意味があります。

後ろに下がるという意味で使われるときには、類語は後ずさりです。

後退は単に後ろに下がることですが、後ずさりは自分の正面を前に向けた状態で後ろに下がることを表します。


「後進」と「後退」の違い

「後進」は先人が通ってきた道を後から自分も通ることです。

「後」という漢字が使われているので、下がる印象があるかもしれませんが、「後」から「進んでいく」ことを意味します。

「後退」は後ろに下がることです。

狭い道で車が出会ってしまったとき、どちらか一方が下がりますが、「後退」はこのような場面で使われる言葉です。

まとめ

「後進」「後退」は、どちらにも「後」という漢字が使われていますが、意味の違う言葉です。

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