この記事では、「復号」と「復号化」の違いを分かりやすく説明していきます。
「復号」とは?
「復号(ふくごう)」とは、「暗号化されたデータ(情報)を、暗号鍵などを使用して元の状態に復元すること」を意味しているIT用語です。
「暗号化」とは「特定のルールに従ってランダムにデータを変換すること」を意味していて、通常「暗号鍵」を用いて「復号」する仕組みになっています。
「復号化」とは?
「復号化(ふくごうか)」とは、「暗号化されたデータ(情報)を元の状態に戻すこと・復号すること」を意味しているIT用語です。
元々「暗号化」の対義語は「復号」でしたが、現在では「暗号化」と字面(じづら)・語呂(ごろ)を合わせた「復号化」という表現も多くの人に使われるようになっていて、「復号化」といっても間違えではありません。
「復号」と「復号化」の違い!
「復号」と「復号化」の違いを、分かりやすく解説します。
「復号」と「復号化」はどちらも「暗号化されたデータを、暗号鍵などを用いて元の状態に復元すること」を意味している同義語です。
「復号」と「復号化」はまったく同じ意味を持つ言葉として使われていますが、元々は「暗号化」の対義語(反対語)は「復号」であり、「復号化」という言葉は間違いでした。
しかし、現在では「暗号化」と反対の意味を持つ対義語として語呂を合わせた「復号化」がすでに普及してしまっているので、「復号」と「復号化」のどちらを使っても間違えではありません。
まとめ
「復号」と「復号化」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「復号」とは「暗号化・データ圧縮など何らかの変換処理が行われたデータを元の状態に戻すこと」を意味していて、「復号化」は「ランダムに暗号化されたデータを復号して元の状態に戻すこと・元々は復号が正しい言葉であるが、暗号化と語呂を合わせて普及してしまった言い方」を意味している違いがあります。
「復号」と「復号化」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。