「心が痛む」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「心が痛む」

生活を送る中で楽しいことや嬉しいこともありますが、時には悲しいこと・つらいことに直面することもあります。

そして自分の周りで起こったときに「心が痛む」こともあります。

「心が痛む」状態になると自分まで悲しい・つらい気持ちになってしまいます。

しかし使い方を間違えるとさらに相手を傷つけたり追い込む危険もあるため、非常にデリケートな言葉でもあります。

「心が痛む」の意味

「心が痛む」という言葉は自分の周りで起こったことに対して、感傷的な気持ちになったり同情してしまう・憐れんでしまうことを言います。

対象となる事象は人であることが多いですが、時には動物や環境・地域など様々です。

そして対象となる事象の起こった時期も現在に限らず、過去や未来にも適応します。

また「ただ悲しい・かわいそう」というのではなくその事象に対して精神的に強いショックを受けた状態を表す意味も持ちます。

ショックにより精神的ダメージを受けるということで「心が痛む」とされます。

「心が痛む」の言葉の使い方

「心が痛む」という言葉は何かに対して感傷的・同情的といったマイナスな感情を持った時に使います。

使い方として「心が痛む」ことに関わったときにどんな気持ちになったかを表すときに使います。

そのため「〜のことを思うと心が痛む」のように前後に何が原因で心が痛むのかが説明として付けられます。

またこれから起こることに対しても使われるため、「心が痛むかもしれない」と予想・予測の際にも使うことが出来ます。

そして「心が痛む」と言う言葉を使うことで回りに対しても「何かショックなことがあった」という内容を含んで伝えることが出来ます。

「心が痛む」を使った例文・短文(解釈)

「心が痛む」という言葉は悲しい・ショックなことを説明する時に使います。

しかし言葉の意味の強さから使い方を間違えると顰蹙を買う可能性もあります。

そして多用するとすぐに「心が痛む」と認識されて本当に重要なことが伝わりにくくなりかねません。

正しい使い方はどういうものか、例文とその解釈を紹介します。

「心が痛む」の例文1

「私の友人にはシングルマザーの女性がいるんだ。 子供のためにプライベートも遊びも捨てて仕事と家事に追われている。

子育てはしっかりとしているし子供も元気だけど、友人のあの姿を見ると仕方ないのはわかるけど心が痛むよ」


この場合、シングルマザーとして仕事・子育てに奮闘する女性の姿にショックを感じたことを伝えています。

シングルマザーは仕事・家事・育児を両立しないといけないため、忙しさから余裕がない姿にある種の同情をしていることを伝えています。

「心が痛む」の例文2

「最近小さい子供が犯罪に巻き込まれるニュースがよく聞く。 そのたびに心が痛むよ」

この場合、直接自分の身の回りでは起こっていない事件に対して悲しい気持ちになっていることを伝えています。

誰が被害にあったかはニュースでしか知りませんが、その時の当事者やその周りの人の気持ちを考えると「心が痛む」という状態になっています。

「心が痛む」の例文3

「自宅で二人で飲んでいるときに『友人が数年前に離婚してから何もかもが悪い方向に向かっているみたいだ。 離婚も相手の責任だから友人に非はないのだけれど、日に日に元気がなくなる様子を見ていると心が痛むよ』と話した」

この場合、相手有責で離婚してからどんどん物事が悪い方向に向かっている友人に同情しています。

そして離婚のショックと合わさって元気がなくなる姿を見て「心が痛む」と話しています。

一番つらいのは友人のため、話を聞かれないようにしつ話しています。

「心が痛む」の例文4

「何年も会っていない就職活動をしている友人について『私の知り合いで何年も就職浪人している人がいるよ。 頑張りたいけど頑張り方がわからなくていっぱいいっぱいになっているみたい。

就活中は履歴書を作る時は無職色扱いになるから焦りも出てきているらしい。

数年前の明るい姿しか覚えていないから、すごく心が痛むよ』と」


この場合、就職活動がうまくいかない友人に対して同情の意味で「心が痛む」と使っています。

最後に合った数年前は明るい姿だったが、話を聞くだけで当時とは違う状態になっていると予想し、そのショックと友人の心情を思って「心が痛む」と使っています。

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