この記事では、「心配無用」の意味を分かりやすく説明していきます。
「心配無用」とは?意味
あれこれと気をつかう必要はない、心を悩ませる必要はないという意味です。
「心配」には、2つの意味があります。
一つは、これから先のことを気にして心を悩ますです。
明日は大切な用事があるので晴れて欲しいです。
雨が降ると出かけるのが面倒になります。
そのため、明日の天気のことであれこれ心を悩ませています。
この状態が心配です。
この場合は「明日の天気を心配する」ということができます。
もう一つの意味は、気にかけて面倒をみるです。
高齢になってくると自分の子どもがいろいろと気にかけてくれることがあります。
たとえば、子どもが近くに住んでいると、食事に気を遣ってくれることがあるでしょう。
ちゃんと食べているだろうか、栄養バランスに気をつけているだろうかなどを気にして、食事を持ってきてくれたりすることもあります。
この場合は「食事の心配をする」ということができます。
食事のことで悩むのではなく、気をつける、世話をするといった意味です。
「心配無用」という場合は、どちらの意味にもとることができます。
あれこれ心を悩ませる必要はない、気にする必要はないということをいいます。
「無用」には4つの意味があります。
1つめは、役に立たないです。
有用に対する語になります。
2つめは、いらないことです。
必要ではない、不要という意味になります。
3つめは、用事のないことです。
「無用の者は進入禁止」のような使い方をします。
この例の場合だと、しなければならないことがある者以外は入るなということを指しています。
4つめは、してはいけないということです。
禁止という意味になります。
「心配無用」の場合は、いらないという意味で使われています。
「心配無用」の概要
大切な人のことはいろいろ気になります。
また、危なっかしいときにも気になります。
そんなときに、心配する必要はないと伝える言葉です。
たとえば、一人息子が始めて一人で海外に行くことになったとします。
親としては大切な一人息子なので心配です。
しかし、息子はもう成人をしていて、一人で海外に行くことくらいできる年齢です。
これまでいろいろ調べているので、海外への行き方やそこでの行動については知っています。
それでも、やはり親は心配です。
そんなとき息子から「心配無用」という言葉が出てきました。
いろいろ気にする必要はないという意味です。
「心配無用」の言葉の使い方や使われ方
心配をするのは疲れます。
あれこれ悩んでいると精神的なエネルギーを使用します。
また、気にかけて世話をする場合もエネルギーを使用するので、気にし過ぎていると疲れます。
そういったことにならないように、相手を気遣って「心配無用」ということがあります。
「心配無用」の類語や言いかえ
「気にしなくていい」が似たような意味の言葉です。
心配よりも軽い感じがします。
まとめ
生活の中でいろいろ悩むことはあります。
そんなとき「心配無用」といってもらえると安心できることでしょう。