この記事では、「快晴」と「晴れ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「快晴」とは?
こころよい、気持ちがよい、といった意味の「快」に「晴れる」と書いて、「快晴」。
その言葉の通り、「快晴」の天気は、空が気持ちよく晴れ渡ることを意味しています。
とても、天気の良い状態で、雲の量は1割以下となります。
全天を見渡し、雲の量が1割以下となる場合、「快晴」ということができます。
そのため、「快晴」は、「良い天気」や「雲ひとつなし」、「好天」などと同じ意味となります。
また、このような意味から「快晴」の対義語は、「曇天」や「雨天」です。
「快晴」の使い方
「快晴」の使い方としては、「快晴の天気」や「快晴の空」、「快晴の下で」などがあります。
「晴れ」とは?
天気が良く、空が晴れることを意味する「晴れ」。
雲の量は8割以下となり、「晴れ」の場合、見た目にはかなり多くの雲が空にあっても「晴れ」ということができます。
「晴れ」の場合の雲の量は、全天を見渡し雲の量が2割以上8割以下なら「晴れ」なのです。
そのため、感覚的に少し雲が多く感じても、多くの場合、気象でいえば、「晴れ」となる場合がほとんどです。
このような意味から、「晴れ」は、「上天気」、「好天」、「良い天気」などと同じ意味となります。
また、対義語は、「曇り」や「雨」です。
「晴れ」の使い方
日本語には、「晴れ」を用いた言葉がいくつかあり、「日本晴れ」や「五月晴れ」、「梅雨晴れ」、「秋晴れ」などがあります。
「快晴」と「晴れ」の違い
同じような意味として用いられることが多い「快晴」と「晴れ」。
実際、同じような意味として用いても大きな違いはありません。
しかし、明確に言えば、空にある雲の量が異なり、「快晴」は雲の量が1割以下に対し、「晴れ」は2割以上8割以下と許容範囲が広くなります。
そのため、「快晴」の方が、より雲の量が少なく天気が良い状態を意味するものとなります。
「快晴」の例文
・『今年の体育祭は、快晴の下で気持ちよく行うことができました。』
・『私たちの結婚を祝うかのように、結婚式当日の空は快晴でした。』
・『みんなの願いが叶い、修学旅行当日は、快晴に恵まれました。』
・『何度か富士山を見たことがありますが、こんなに快晴の下で初めて美しい富士山を見ることができて、とても、嬉しいです。』
「晴れ」の例文
・『秋晴れの下、今年も無事に運動会を開催することができました。』
・『冬晴れは太陽の温かさを感じることができ、少しホッとします。』
・『天気予報では、今日の天気は晴れだと言っていたけれど、雲の多さが少し気になります。』
・『晴れだという天気予報を確認し、今日はたくさんの洗濯を行いました。』
まとめ
気象的には明確な違いがある「快晴」と「晴れ」。
「快晴」が雲の量1割以下に対し、「晴れ」は、8割以下と許容範囲が広くなるといった違いがあります。
ただし、雲の量は実際に観測するものではなく目視です。
そのため、かなりアバウトであることは間違いありません。