「懐古趣味」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「懐古趣味」とは?意味と使い方

この記事では、「懐古趣味」の意味を分かりやすく説明していきます。

「懐古趣味」とは?意味

「懐古趣味」とは、「レトロ」とも呼ばれ、古い物や物事を懐かしむ事によって、それを模した商品や情緒を味わう事を趣味とした人に対して使われる言葉です。


「懐古趣味」の概要

「懐古趣味」とは、「かいこしゅみ」と読みます。

「懐古」とは、昔の出来事や物事などを懐かしく思い出すという意味を持った言葉です。

子供の頃に遊んだ遊具やおもちゃ、学生時代の友人との思い出などが当てはまります。

また、自分が経験した懐かしい出来事以外にも、一般的に古く懐かしいとされている物や物事全般が当てはまります。

「懐古趣味」「レトロ」とも呼ばれ「レトロスペクティブ」の略語となっており、昔の古い物事などを懐かしみ、そして愛好する趣味を指します。

日本において「懐古趣味」は、時によって流行となる現象が度々起こっています。

「懐古」の対象になる品物や出来事は、時代の経過に伴い新しい物であったとしても、古くなっていくため、「懐古趣味」の対象となるものは年月を重ねるごとに多くなっていくのが特徴です。

その代表的な例として、元号が平成から令和に移り変わった今、平成の時代に行われた文化や趣向に対して「平和レトロ」として「懐古趣味」の対象となっている事が挙げられます。


「懐古趣味」の言葉の使い方や使われ方

「懐古趣味」の対象となる物は非常に幅広く、そして様々な物事が存在します。

その例として、昭和歌手が発売した数々の名曲のレコードを収集するような趣味や、雑誌の付録などで入手する事ができた簡単なおもちゃを収集するなど、古き良き事を懐かしむという趣味が全て対象となります。

その人の年齢や環境によって、どういった事柄が古き良き事かどうかは、その本人が決めるべき事であり、これは「懐古趣味」とは言えないなどを議論する事はナンセンスです。

その人にとって懐かしいと感じる事柄であればそれは「懐古趣味」であり、それを否定する事は他人にはできません。

「懐古趣味」を使った例文

・『彼の懐古趣味は、昭和のアイドルのポスターを収集する事だ』
・『懐古趣味を始めようと思うが、何かを収集するには結構な費用がかかる』
・『昭和時代のレトロな雰囲気の店を撮影して回るのが私の趣味だ。人は懐古趣味と呼ぶが私はそうは思わない』

まとめ

「懐古趣味」とは、昔の古き良き文化や物事を懐かしむ趣味の事を指します。

誰しもが子供の頃に友人と遊んだゲームなどを強く思い出として心に残っているでしょう。

大人になった今、当時の物を集めたり楽しんだりする事で、当時とはまた違った楽しみ方が出来るのではないでしょうか。

意味と使い方
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