「懐疑的」とは?
「懐疑的」という言葉を、ネットやテレビのニュースで目にする事があるかもしれません。
「懐疑的」は「かいぎてき」と読みますので、これを機会に覚えておきましょう。
このように「懐疑的」は、このように難しい漢字が使われている言葉ですので、読むのが面倒で、言葉の意味まで考えた事がないという人もいるでしょう。
そこで「懐疑的」という言葉の意味や使い方を紹介します。
「懐疑的」という言葉の意味を知る事で、身近にいる誰かの性格や自分の性格を、正確に分類できるようになるかもしれません。
「懐疑的」の意味
「懐疑的」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「懐疑的」には、「ある事柄に対して、疑いを持って接する様子」という意味があります。
何にでも積極的に取り組むタイプの人がいる一方で、「これをしても本当に大丈夫だろうか?」と疑問を持ち、慎重に判断してから行動する人がいます。
後者の人は「懐疑的」な性格の持ち主で、「石橋を叩いて渡る」ということわざに登場するようなタイプの人と言えるでしょう。
このように「懐疑的」には、何に対しても疑ってかかる人という意味があります。
「懐疑的」の言葉の使い方
「懐疑的」という言葉を、どのように使えばいいでしょうか。
「懐疑的」な人は、何でも疑ってかかる傾向がありますので、そのようなタイプの人を見かけた時に、「懐疑的」という言葉を使ってみましょう。
また、何かに対しての自分の立場を「疑ってかかる」と表明したい時にも、「懐疑的」という言葉を使う事があります。
「Aという件に関して、私は『懐疑的』だ」というように、「Aを支持しておらず、逆に疑ってかかっている」と周囲の人に知らせたい時にも、「懐疑的」という言葉を使ってみましょう。
「懐疑的」を使った例文
「懐疑的」という言葉を使った例文を紹介します。
様々な場面における、「懐疑的」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
「懐疑的」の例文1
「Aさんは『懐疑的』な人だから、告白しても信じてもらえないかもしれない」
この例文に登場するAさんは、何でも疑ってかかるタイプの女性です。
そのため男性からの告白すら疑ってかかり、「からかっているのでは」とか、「聞き間違いではないか」などと考えてしまいます。
Aさんのようなタイプの女性が好きになり告白した男性は、返事をもらう前に、まず告白が真実である事を証明しないといけない大変さがありそうです。
「懐疑的」の例文2
「B部長は『懐疑的』なタイプなので、ゴーサインを安易に出さない」
ビジネスシーンにおいても、「懐疑的」と呼べるようなタイプの人は多いでしょう。
この例文に登場するB部長のように部下の説明を鵜呑みにせず、本当に大丈夫な案件かどうか判断するために時間を掛けるタイプの人は、おそらく「懐疑的」なタイプの人でしょう。
第一印象で判断したり、何となく結論を出したりしないタイプの人なので、物事がスムーズに進みませんが、ミスが少ないタイプと言えそうです。
「懐疑的」の例文3
「C君が本当にいい人かどうかと聞かれれば、『懐疑的』だと答えよう」
この例文に登場する人は、C君の事をあまり好きではなく、さらにあまりいい人ではないと判断しています。
しかし「C君はいい人ではない」「C君は悪い奴だ」と言うと波風が立ちそうなので、「懐疑的だ」と自分の立場を表明しているのかもしれません。
実際に、「あなたはいい人ではない」と言われた場合と、「あなたがいい人かどうか、『懐疑的』だ」と言われた場合、後者の方が、腹が立たないのではないでしょうか。
このように自分の意見を遠回しに伝えたい時に、「懐疑的」という言葉は便利でしょう。