「押しが強い」と「しつこい」の違いとは?分かりやすく解説

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「押しが強い」とは?

「押しが強い」という表現は、「自分の主張を通そうとする意志が強い」ことを指します。

そのような態度をとる人は、「押しが強い人」と表現されます。

「強く自分の思い通りにしようと考えている」と表現できるので、場合によっては嫌われる対象となってしまいますが、それによって、まず無理だと思われていたことが通ったり、自分に有利になったり、利益になることもあるものです。

「しつこい」とは?

「しつこい」は、「くどい」と言い換えることができる言葉です。

何度も同じことを繰り返すと、この「しつこい」と言われてしまうことになるでしょう。

それが嫌だと思った人から、「しつこいんだよ」などと使われることが多く、「何度も同じことばかりで嫌になった(なっている)」と言われていると解釈してください。

「押しが強い」と「しつこい」の違い

「押しが強い」は、自分の思い通りにしようとすることで、場合によってはそれが功を奏することもあるのに対し、「しつこい」と言われる言動から結果がいい方向に進むことはまず考えられません。

押しが強い人が、一度何かを断られたのに、何度も同様に繰り返すと、「しつこい」と言われるのだと考えることができます。

また、そこまで強い押しではなくても、それを繰り返していると同様に「しつこい」と言われてしまうでしょう。

「押しが強い」の具体例

押しが強いを使った具体例になります。

それによってうまくいったという場合も挙げてみます。

「押しが強いことで有名な人だけに、あの人に頼めば大丈夫だろう」

押しが強い人は、頼りにされることも多いです。

ただし、強い「押し」を嫌う人も居るので、相手によってはその人に頼んだのが失敗だったということにもなる場合もあります。

「この契約がとれたのは、押しが強い営業の彼が頑張った成果だ」

営業という職種は、「押し」が強くないと向いていないと言えるかも知れません。

この職種に限っては、これが強くて悪いことはないでしょう。

「しつこい」の具体例

しつこいを使った具体例です。

悪い意味で使うことがほとんどになる言葉ですが、そうではいけないという使い方もまま見掛けます。

「あれだけしつこいと、もう顔も見たくなくなる」

何度も繰り返し行われた言動によって、顔も見たくなくなったと言っています。

「しつこい」ことは、このような結果を招いてしまう場合も少なくありません。

「しつこいだけでなく、都度新しい提案を用意することが大切だ」

同じ内容で何度お願いしても、「しつこい」と思われてしまうだけの場合が多いですが、毎回提案内容を変えることで、決して「しつこい」だけでなく、きちんと相手にしてもらえるかも知れません。

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