「指導」と「教える」の違いとは?分かりやすく解釈

「指導」と「教える」の違い違い

この記事では、「指導」「教える」の違いを分かりやすく説明していきます。

「指導」とは?

目的に対し、また、何かに向かう方向に対し、教えて導くことを意味する「指導」

「指導」には、このほか、スポーツチームなど同じ目的を持つ団体メンバーに対し同じ目的の達成に向け教え導くといった意味もあります。

一般的に「指導」は教育現場やスポーツチーム団体などに向け用いられることが多い言葉となります。

そのため、親が子供に対し使用されることは、あまりありません。

以上の意味から、「指導」の対義語は、干渉せず放置するといった意味を持つ「放任」が適した言葉となります。


「指導」の使い方

「指導」を用いた言葉はたくさんあります。

「指導者」「生活指導」「学科指導」「行政指導」「指導案」「指導教諭」「指導書」「指導員」「指導顧問」「進路指導」「演技指導」「指導方法」など、教え導く人に対する人を指す言葉が多くなります。


「教える」とは?

知識などを相手に伝える、自分が知っていることを伝える、ものごとにおいて、その真実や道理を相手に導かせる、などといった意味を持つ「教える」

一般的に学問などにおいて、相手が身に付くように導く行為を「教える」と言います。

自分が持っている知識や情報すべてを相手に伝える際にも「教える」が用いられ、「教える」という言葉は、様々な場面で用いられる日常的な言葉のひとつとなります。

そんな、「教える」の対義語は、「学ぶ」「教わる」「習う」です。

「教える」の使い方

「教える」の使い方としては、「仕事を教える」「勉強を教える」「時間を教える」などといったほか、「背中で教える」といった言い方もあります。

「指導」と「教える」の違い

「指導」「教える」の違いが、その内容に違いがあると言えます。

「指導」の場合、主に学校といった教育現場で勉強や研究などについて教え導くといった意味が強くなる一方、「教える」の場合は、勉強だけではなく、生きていくうえで必要なこと、人間関係、価値観、など全般を伝えるといった意味が強くなります。

「指導」の例文

・『顧問の先生の指導のお陰で、全国大会に出場することができました。』

・『熱心な先生の指導のお陰で、僕は第一希望の大学に無事、合格することができたと思っています。』

・『この度は、ご指導いただき、誠にありがとうございました。』

・『部下を指導することほど、ストレスになることはありません。』

「教える」の例文

・『私は、世界中で日本の良さを教える人になりたいと思っています。』

・『あの先生は教えるのが上手なので、毎回、わかりやすくて助かります。』

・『祖母にスマホの使い方を教えることは、想像以上に大変なことでした。』

・『私は誰かのためになることを教えることができる人になりたい。』

まとめ

自分が持っている知識や経験に基づく考えなどを伝えるといった意味を持つ「指導」「教える」ですが、その際の場面や状況、立場など、細かな違いがあるということが以上のことからわかります。

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