「敢行」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈

意味と使い方

「敢行」とは?

「敢行」という表現は、「無理を承知で思い切って行うこと」「悪条件を押し切ってでも敢えて行うこと」を意味しています。

「敢行」というのは、「悪条件や不利な状況があっても、それを押し切って行うこと」を意味する表現なのです。

「敢行」の読み方

「敢行」の読み方は、「かんこう」になります。

「敢行」の表現の使い方

「敢行」の表現の使い方は、「悪条件や不利な状況があっても、それを押し切ってでも行う場合」に使うという使い方になります。

例えば、「その国ではほとんど前例のない生体心臓移植を敢行しました」といった文章で使用することができます。

「敢行」を使った例文と意味を解釈

「敢行」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。

「敢行」を使った例文1

「曇り空からポツポツと雨が降っていましたが、体育祭を敢行することにしました」

この「敢行」を使った例文は、「曇り空からポツポツと雨が降っていたが、(悪天候の条件でも)体育祭を思い切って行うことにした」ということを意味しています。

「敢行」を使った例文2

「数々の難事業を成し遂げてきた冒険家が、犬ぞりを使用した冬季の南極大陸横断を敢行しました」

この「敢行」を使った例文は、「数々の難易度の高い冒険的事業を成し遂げてきた冒険家が、犬ぞりを使用した冬季の南極大陸横断を、懸念(危惧)される悪条件を押し切って行った」ということを意味しています。

「敢行」の類語や類義語

「敢行」の類語・類義語について、分かりやすく解説していきます。

「決行・断行」【けっこう・だんこう】

「敢行」の類語・類義語として、「決行・断行」があります。

「決行」という表現は「悪条件を乗り越えてでも、思い切って実行すること」を意味していて、「断行」という表現は「不利(困難)を押し切って、強い姿勢・態度で実行すること」を意味しています。

それらの意味から、不利や悪条件を承知で思い切って行うを意味する「敢行」の類語(シソーラス)として、「決行・断行」を上げることができます。

「強行・敢然と行う」【きょうこう・かんぜんとおこなう】

「敢行」の類語・類義語には、「強行・敢然と行う」があります。

「強行」という言葉は、「無理を押し切って力づくに(強引に)行うこと」を意味しています。

「敢然と行う」という表現は、「危険や悪条件を覚悟の上で、思い切って行うこと」を意味しています。

その意味合いから、悪条件を押し切って行うを意味する「敢行」とほとんど同じ意味を持つ類義語として、「強行・敢然と行う」を指摘できます。

意味と使い方
意味解説辞典