この記事では、「散々迷う」の意味を分かりやすく説明していきます。
「散々迷う」とは?意味
迷う程度がはなはだしいことです。
散々には3つの意味があります。
1つめは、物事の程度がはなはだしいさまです。
「散々世話になった」というと、非常に世話になったといった意味になります。
世話になる場合は悪い意味ではないですが、「散々」は嫌になるほど程度がはなはだしいという意味もあります。
たとえば「散々言って聞かせたのに守らない」といったようなものです。
不愉快である気持ちが込められています。
2つめの意味は、物事の状態や結果がひどく悪くて、見ていられないさまです。
みじめという意味合いがあります。
たとえば、試験を受けたけれど結果は0点だったとします。
自分ではよい成績を取れると思っていたのにこの結果です。
そのようなとき「試験は散々だった」といいます。
3つめは、ちりぢりばらばらになるさまです。
散という漢字には、ちらばる、ちらすという意味があります。
「散々迷う」が意味する「散々」は1つめの意味になります。
嫌になるほど程度がはなはだしいことを指しています。
迷うには、どうしていいかわからない、決断がつかないという意味があります。
つまり、「散々迷う」は、どうしていいのか決断がつかない程度がはなはだしい、何かを決めるのに非常に時間がかかるさまを表していることになります。
「散々迷う」の概要
何かを決めるとき、非常に迷うことがあります。
たとえば、洋服を買いに行ったとします。
気に入った服が2着ありました。
2着買いたいところですが、予算の都合があるので1つを選ばなければなりません。
どちらもとても気に入っているので、選ぶのが難しいです。
安い方を買おうかとも思ったのですが、価格はほぼ同じです。
こういったとき、どちらに使用か非常に悩みます。
どちらを選んだらいいのかわからず決断がつかない状態です。
ときには、何十分も迷うことでしょう。
こういったさまを「散々迷う」は意味しています。
数秒考えて決断できるようなことを指しているのではありません。
数十分ときには数日かかることもあるでしょう。
それほどまでに悩む程度がはなはだしいのです。
それくらいに迷うことを意味しています。
非常に迷うとき、あまりにも考える時間が長くて、うんざりすることがあります。
散々には、嫌になるほど程度がはなはだしいという意味があり、「散々迷う」は迷うことにうんざりする意味合いが含まれています。
「散々迷う」の言葉の使い方や使われ方
決断するのに非常に時間がかかるときに使用をします。
非常に時間がかかるとは、分にするとどれくらいなのか、定義はありません。
すぐに決断できるときには使用しない言葉です。
「散々迷う」の類語や言いかえ
「ひどく迷う」が似たような意味です。
ひどいには、程度がはなはだしいという意味があります。
まとめ
決断することが非常に難しくて嫌になるさまを表している言葉です。
決断に時間がかかるときに使用されます。