この記事では、「早番」と「遅番」の違いを分かりやすく説明していきます。
「早番」とは?
早番の早は先という意味で、早番の番は当番を表しています。
つまり、先に就業する当番が早番になります。
一般的な企業で、全員が同じ時間帯に就業する場合には早番や遅番は存在しません。
始業が9時、終業が17時というような場合のことです。
反対に、長時間にわたり勤務しなければならないような業界では、この早番遅番という勤務体制が必要不可欠になります。
具体的な例では、モーニングからディナーサービスまで行うようなファミレスやショッピングモールなどにテナントとして入っているショップ、製造工場。
このような職場では、早番遅番というようなシフト制を採用しています。
朝の開店や就業準備を行う点が特徴で、忙しさのピークまでは余裕があり、早い時間に仕事が終わるというメリットがあります。
加えて、生活リズムが保ちやすいので家族関係を良好に保ち、体調管理も上手くいきやすいという点も魅力です。
「遅番」とは?
遅番は二交代勤務でスタートが遅い当番のことです。
朝が弱く、早い時間から働くよりも遅い時間が好ましい人に向いています。
また、早番よりも残業を頼まれる確率が高く、それだけたくさん稼げるというメリットがあります。
また、夜間になると時給がアップすることもある点に惹かれて敢えて遅番を選択する人は少なくありません。
遅い時間に仕事が終わっても支障がないという人に好まれます。
「早番」と「遅番」の違い
「早番」と「遅番」の違いを、分かりやすく解説します。
現在、労働時間については1日8時間、1週間で40時間を超えてはいけないという決まりがあります。
それが労働基準法です。
そのため、長時間にわたって営業したい企業は従業員の勤務時間をシフト制を用いて管理しているわけです。
その際、早い時間から勤める当番を早番、遅い時間から勤める当番を遅番と区別しています。
企業によって、従業員が平等になるよう早番と遅番を均一に振り分けるところもあります。
反対に、各従業員の希望を尊重して早番が多くなるように配慮したり遅番だけ勤務できるようにしたりすることも。
そのような希望制にすると自分の生活スタイルに合う就業ができるので、働き手の満足度アップが期待できます。
早番と遅番はそれぞれやるべきことが異なる場合もあり、一番の違いはオープニングを担うのが早番。
そして、クロージングを担うのが遅番です。
まとめ
歳を重ねてアルバイトなどでお金を稼ぐようになると、必ず耳にするようになるシフト。
その中で早番や遅番という言葉に出会います。
どちらの勤務が良いかは一概に言えません。
それぞれの職場は千差万別。
必ずメリット、デメリットがあるからです。
自分の生活スタイルにマッチし、快適に就業できるのが一番。
既に働いている人は、改めて早番と遅番はどちらがお得か、またどちらが無理なく働けるのか考えてみてはいかがでしょうか。