「昔の事を言えば鬼が笑う」とは?意味や使い方、例文や意味を解釈

「昔の事を言えば鬼が笑う」とは?意味と使い方

この記事では、「昔の事を言えば鬼が笑う」の意味を分かりやすく説明していきます。

「昔の事を言えば鬼が笑う」とは?意味

過去のことを言うと鬼でも笑うという意味です。

過去のことを言っても、いまさらどうすることもできません。

そこから、取り返しのつかないことのたとえにもなります。

鬼とは想像上の存在で仏教や陰陽道の考えに基づいています。

一般的には、頭に角が生えており、口には牙があり、トラの柄のパンツをはいています。

そして、荒々しい性格をしています。

「浦島太郎」という昔話があり、この話に鬼が登場します。

そこに登場する鬼も、このような格好をしています。

笑うとは、口角を上げて表情を崩すことです。

あざけり、喜び、うれしさ、面白さ、ばかばかしいなど、さまざまな気持ちからの笑いがあります。

「昔の事を言えば鬼が笑う」「笑う」は、嘲笑の意味が込められています。


「昔の事を言えば鬼が笑う」の概要

「昔の事を言えば」とつけない「鬼が笑う」という言葉があります。

「鬼が笑う」とは、実際にそうなる可能性が薄いことや予想のつかないことをからかう言葉です。

実現性の薄いことや予想のつかないことを言われると、面白く感じることがあります。

「そんなことありえないよ」と笑ってしまいたくなるのです。

鬼は荒々しい性格をしており、笑うようなことは少ないと考えられています。

そんな鬼でも、実際にそうなる可能性が低いことや、予想のつかないことを聞くと、笑ってしまうのです。

そこには、ばかにした意味合いが含まれています。

実現の可能性が低いこと、予想のつかないこととは、未来のことを指しています。

未来はどうなるかわかりません。

今未来のことを言っても、その先の時点では予想していたものと違う可能性があるのです。

「鬼が笑う」は未来に対する発言をからかう意味がありますが、「昔の事を言えば鬼が笑う」は未来ではなく過去のことを言うことをからかっています。

過去は変えることができません。

今更過去のことを言っても仕方がないのです。

仕方がないことを言っても鬼は笑ってしまうことでしょう。


「昔の事を言えば鬼が笑う」の言葉の使い方や使われ方

過去の事柄を言っていることに対してからかいの意味を込めて使用します。

取り返しがつかないことという意味でも使用されます。

もともとは「鬼が笑う」という言葉があり、この言葉は未来への発言を笑う意味が含まれていますが、「昔の事を言えば鬼が笑う」は過去への発言を笑う意味が含まれています。

未来に関する発言をからかうときには使用しません。

「昔の事を言えば鬼が笑う」の類語や言いかえ

「鬼が笑う」が似たような言葉です。

過去への発言を笑うのか、未来への発言を笑うのかという点に違いがあります。

まとめ

笑うイメージがあまりない鬼でも、過去のことを言う人を笑うことはあるのでしょう。

昔のことを言ってもどうすることもできません。

からかいの意味が込められている言葉です。

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