この記事では、「普通預金」と「貯蓄預金」の違いを分かりやすく説明していきます。
「普通預金」とは?
「普通預金(ふつうよきん)」とは、「いつでも自由にお金を預入れしたり払い戻したりすることができる、もっとも一般的な元本保証のある預金口座」を意味しています。
「普通預金」は、「電気・水道・ガス・クレカなどの引き落としの機能」を使うことができます。
「普通預金」は、個人の顧客であっても法人の顧客であっても開設して利用することが可能です。
「貯蓄預金」とは?
「貯蓄預金(ちょちくよきん)」とは、「貯蓄を目的としている個人専用の口座で、普通預金よりもやや高い段階金利(金額階層別金利)が設定されている預金口座」を意味しています。
「貯蓄預金」は「1円単位での現金の預入れができて、好きな時に残高から払い戻しをすることができる銀行口座」ですが、「公共料金・クレジットカードなどの引き落としの機能」が使えないという特徴を持っています。
「貯蓄預金」の「スイング」というサービスを使うと、「普通預金から一定の金額(一定金額を超えた部分)を毎月、貯蓄預金へと振り替えること」ができます。
「普通預金」と「貯蓄預金」の違い
「普通預金」と「貯蓄預金」の違いを、分かりやすく解説します。
「普通預金」と「貯蓄預金」の違いは、「普通預金」は「電気・ガス・水道・電話などの公共料金の引き落とし+クレジットカード・ローンの引き落とし」などに使えるが、「貯蓄預金」は引き落としの用途には使えないということにあります。
また「貯蓄預金」には「普通預金よりもやや高めの金利設定(口座残高に応じた段階的金利)」が行われているという形式的な違いはあるのですが、ゼロ金利時代(超低金利時代)の現在では実質的な金利の違いはほとんどありません。
最大の違いは、「普通預金」が「開設数が多くて、もっとも一般的な誰もが一つは持っている預金口座(個人も法人も開設できる)」であるのに対して、「貯蓄預金」は「開設している顧客数が少ないマイナーな預金口座(法人の開設はできない)」であるという点にあるでしょう。
「普通預金」の例文
・『普通預金に預けても金利はほとんどつかないのですが、ゼロ金利だと仮に定期預金に預け変えても受け取れる金利に大差はありません。』
・『今月はクレジットカードを15万円以上使ってしまったため、普通預金の残高が減ってあやうく電気代の引き落としができないところでした。』
「貯蓄預金」の例文
・『貯蓄預金という預金口座は定期預金よりも聞きなれない名前ですが、ゼロ金利・低金利の時代には貯蓄預金の金利面のメリットはほぼなくなります。』
・『貯蓄預金は定期預金とは違っていつでも自由にお金を出し入れできるので、用事がある時にすぐお金を下ろしたい人にも便利です。』
まとめ
この記事では、「普通預金」と「貯蓄預金」の違いを詳しく説明しましたがいかがでしたか?
「普通預金」とは「預入れしなければならない期間の制約がなく、いつでも自由にお金の出し入れができる一般的な預金口座」であり、「貯蓄預金」は「貯蓄を目的としていて普通預金よりも金利が高いことが多いが(低金利だと高金利にはならないが)、クレジットカードなどの引き落としには使えない預金口座」であるという違いがあります。
「普通預金」と「貯蓄預金」の違いについて詳細にリサーチしたい人は、この記事の解説を参考にしてみてください。