この記事では、「有名人」と「タレント」の違いを分かりやすく説明していきます。
「有名人」とは?
「有名人」とは、名前が広く知られている人のことです。
“celebrity”と表記するセレブという言葉が日本でも浸透していますが、これが日本語では著名人や「有名人」となります。
一般的な「有名人」と言えば、芸能人や政治家、スポーツ選手など。
誰もが知っている人のことは「有名人」と言えます。
また、限られたコミュニティの中の「有名人」も存在します。
例えば、市長や町長、美味しい食堂の店長などは地域限定であるものの、その地域では誰もが知る存在であれば「有名人」に該当します。
また、名が知られているという条件を満たしていれば「有名人」と言えるので、地元では誰もが知っている性格の悪い人やケチな人などの悪名高き人も含まれます。
「タレント」とは?
「タレント」は英語で“talented”となり、才能がある人という意味があります。
誰もが知る和製英語のひとつです。
ただし、日本では一般的にテレビに出ている芸能人たちのことを「タレント」と呼んでいます。
どのような分野の才能があるのかは別として、テレビやラジオに出演して収入を得ている人を広く捉えて「タレント」と呼んでいるわけです。
つまり、俳優、歌手、芸人などは全て「タレント」に含まれます。
しかしながら、私たちが「タレント」と考えている人たちの中には、「私は歌手でありタレントではない」と、「タレント」と呼ばれることを酷く嫌がる人もいます。
それは、一芸に秀でることなく、テレビ業界で消耗されるだけの存在とは一線を画していると考えているからです。
実際に、テレビを視聴する側も歌手や俳優などのように明確な活躍の場がなく、バラエティ番組だけに出演しているような芸能人は、「タレント」というカテゴリーに区別し、認識している人も少なくありません。
ちなみに、アイドルと「タレント」は異なります。
アイドルは、あこがれの的としての人気を誇り、熱狂的なファンを持つ人たちのことです。
「有名人」と「タレント」の違い
「有名人」と「タレント」の違いを、分かりやすく解説します。
「有名人」はたくさんの人に名前が知られている人のことです。
テレビ出演などで活躍する芸能人に限らず、スポーツ選手や政治家、また地元限定で有名な人も含まれます。
一方の「タレント」は、テレビやラジオに出演している芸能人のことです。
全国区に知られた有名タレントではなくても、その仕事で収入を得ているならば「タレント」と言って差し支えありません。
まとめ
区別し辛い「有名人」と「タレント」ですが、このような違いがありました。
良くも悪くも「有名人」。
人気があっても無くても「タレント」。
改めて考えると言葉の使い方が随分と明確になってきます。
これからの人生、「タレント」になるチャンスは巡ってくることがなくても、「有名人」になることは誰にでも可能性があります。
なるなら、良い意味で「有名人」になりましょう。
後ろ指刺される「有名人」にはなりたくないものです。